筋肉を鍛えてがん治療対策


治療と栄養に関するがん研究会有明病院の症例研究の発表会での内容によると、

患者ががんと闘うためには、体の栄養状態と十分な筋肉量がとても大切である事が分かってきたとの事です。

筋肉が減ると、手術後の合併症が増えたり、抗がん剤の副作用が強まって治療の中断を余儀なくされたりする事が明らかになりつつあるそうです。

その為、体重維持に努める事が大事だと言っています。

これまでの研究では、筋肉量が5%以上減少すると、重い副作用が増えて抗がん剤治療を続けられる割合が大幅に減る事が分かっているとの事です。

がん手術後の生存率は、体格指数BMI値が25以上で肥満と判定される人のほうが、栄養状態が良い事も関係しているため良好だという事です。

手術後は回復エネルギーを生み出す為に、筋肉が分解されて体重が減りやすいのですが、脂肪を除いた筋肉が十分にあると、手術に耐えて、速やかに回復する余力が生まれるとされているようです。

 

BMI値算出方法

肥満度を表す指標として国際的に用いられる体格指数のBMI値の算出方法
〔体重(kg)〕÷〔身長(m) × 身長(m)〕 で求められます。

日本肥満学会の定めた基準では
18.5未満が「低体重(やせ型)」
18.5以上25未満が「普通体重」
25以上が「肥満」
となっております。

BMIが22になるときの体重が標準体重で、最も病気になりにくい状態であるとされています。25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、30を超えると高度な肥満としてより積極的な減量治療を要するものとされています。

体重60kgで170cmの身長の方は、60÷(1.7×1.7)=20.76 となり「普通体重」となります。

 

がん患者に勧めている事

がん患者に勧めている事は、十分な栄養をとって、十分な運動をして筋肉の貯金をつくって欲しいとの事です。

筋肉は動かさないとすぐに衰えますが、鍛えれば維持できるので、高齢者の方などには、効果が高く、体の負担が少ない散歩などの運動を勧めているとの事です。

運動の際には、筋肉を作る物質となったり、筋肉を動かすエネルギー源にもなる分岐鎖アミノ酸(BCAA)という栄養をスポーツドリンクやサプリメントなどで補うと筋肉の維持に効果的であるそうです。

手術前は、食べられれば普通の食事でよいのですが、特にタンパク質をしっかり取ってほしいとの事です。

 

私が入院していた時の話

私は抗がん剤治療はしていないので、運動の事は担当医からは何も言われなかったのですが、同室の抗がん剤治療を受けていた方は、担当医の先生に1日に何千歩以上歩くようにと言われていました。

その患者さんたちは、病棟の廊下を歩いた数を数えながら行ったり来たり歩いていました。

ただ、寝ていただけの私も半月ほど過ぎると、筋肉が衰えているようで、ベットの横でスクワットをしてみると1回が限界でした。

かなりショックでしたね。

その後、毎日腕立てと腹筋とスクワットを出来る範囲でどれも10回、食後にしていました。個人的には、歩くだけではかなり歩かないと効果がないような気がしています。階段を上ったりしたほうが効果があると思いますが、立ちくらみなどの恐れがあり危険なので、階段の上り下りは出来るだけ避けて下さいと同室の方はいわれていました。

がん患者にBMI値を増やせというのは難しいと思います。
現状維持で、筋肉を鍛えるのは頑張れば出来そうですね。
同年代の方がいれば、競い合って運動すれば励みになるような気がしますね。

 

 

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