主な栄養成分
タンパク質、脂質、鉄、ビタミンB2、ビタミンB1
羊肉に期待される作用
冷え性改善、疲労回復、ストレス緩和、貧血予防、免疫力増強
冷え性改善や体力回復に羊肉
羊肉に含まれる中鎖脂肪酸は、水に溶けやすく、ほかの脂よりも速く分解されるので、新陳代謝が高まって体をあたためてくれます。
気を補っておなかを温め、冷えによる腹痛や食欲不振を改善するので、冷え性の改善や疲労回復に期待できます。
不安定な精神を落ち着かせ、動悸を鎮める効果や、母乳の分泌を促してくれます。
鉄やビタミンB2が豊富に含まれており、貧血の予防や、代謝促進、免疫力増強などに役立ちます。
良質なタンパク質と必須アミノ酸やミネラルがバランスよく含み健康維持や、カロリーが低いのでダイエットや美容に役立っています。
肉のタンパク質は、アミノ酸の全ての種類を含んでいるので食べ過ぎはよくありませんが、適度に摂取すれば健康維持や病気予防に役立ちます。
羊肉の栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
マトン ロース 焼き | ラム ロース 焼き | ラム もも 焼き | |
タンパク質 | 28.9g | 21.8g | 28.6g |
カリウム | 370mg | 290mg | 370mg |
ビタミンD | 0.7μg | 0 | 0 |
ビタミンE | 1.0mg | 0.6mg | 0.6mg |
ビタミンK | 22μg | 29μg | 23μg |
ビタミンB2 | 0.26mg | 0.21mg | 0.32mg |
ビタミンB12 | 1.5μg | 2.1μg | 2.1μg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
一般的に生後14か月未満の仔羊の肉をラム、生後1年以上の羊の肉をマトンとして区別しています。
部位は、ラムチョップとして知られるラック、脂がのり香りのあるショルダー、あっさりした赤身のレッグなどがあります。
食べ合わせによる相乗効果
羊肉+しょうが:冷え性改善
羊肉+ニンニク+クミン:胃痛の緩和
羊肉+黒ゴマ:足腰の冷え改善、疲労回復
羊肉+トマト:貧血予防
羊肉には血液のもととなる鉄とタンパク質が含まれており、トマトに含まれるビタミンCにはその栄養素の吸収を促す作用があるので貧血予防に効果的です。
注意事項
熱がこもりやすくなるので、発熱時や夏などは食べ過ぎに注意が必要です。
ミントなど体を冷やす食材と組み合わせて食べると、温め過ぎを防ぐ事ができます。
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