ガン抑制に期待できる抗酸化成分
ガンだけでなく、ほとんどの病気や老化の原因の一つに体内での活性酸素の影響があります。
活性酸素の発生原因は呼吸・ストレス・喫煙・過度の飲酒・農薬や食品添加物・酸化した古い油・紫外線を長時間あびるなど、日常生活の至る所にあります。
体には活性酸素の害を抑えるシステムが備わっていますが、体内で発生する活性酸素の量が多すぎたり、加齢の為このシステムが衰えると処理が間に合わなくなりガンや老化を引き起こします。
抗酸化作用が期待できる成分は、野菜や果物に多く含まれている、βカロテンなどのカロテノイドやビタミンC・ビタミンE・ファイトケミカルなどが代表的な抗酸化成分になります。
抗酸化力をアップする食べ方は、一つのものを大量に摂取するのではなく、色々な食材をバランスよく食べることで、それぞれの成分の組み合わせの相乗効果でパワーアップが期待できます。
βカロテンを多く含む野菜・穀物類
βカロテンは抗酸化作用が非常に強く、活性化酸素を無害化してガン予防に効果があり、体内で必要なだけビタミンAにかわり免疫力の向上に役立ちます。
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
単位:μg(マイクログラム) 1μg=0.001mgになります。
乾燥品・加工品・同一品等は一部除いています。
あまのり ほしのり | 38000 |
しそ 葉 生 | 11000 |
モロヘイヤ 茎葉 生 | 10000 |
パセリ 葉 生 | 7400 |
にんじん 皮つき 生 | 6900 |
よめな 葉 生 | 6700 |
とうがらし 果実 生 | 6600 |
モロヘイヤ 茎葉 ゆで | 6600 |
バジル 葉 生 | 6300 |
よもぎ 葉 ゆで | 6000 |
西洋かぼちゃ 果実 焼き | 5400 |
ほうれんそう 葉 ゆで | 5400 |
あしたば 茎葉 生 | 5300 |
しゅんぎく 葉 ゆで | 5300 |
なずな 葉 生 | 5200 |
ビタミンAの1日に摂取すべき基準量
ビタミンAは脂溶性ビタミンのひとつで、成分は約50種類が知られています。
代表的なものが動物性の食品に含まれるレチノールと植物性の食品に含まれるα、β、γなどのカロテン類になります。
ビタミンAの1日の食事摂取基準 単位:μg
日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会参照
年齢 | 男性 推奨量 | 女性 推奨量 | 男女 耐用上限量 |
1~2 歳 | 400 | 350 | 600 |
3~5 歳 | 500 | 400 | 700 |
6~7 歳 | 450 | 400 | 900 |
8~9 歳 | 500 | 500 | 1,200 |
10~11 歳 | 600 | 600 | 1,500 |
12~14 歳 | 800 | 700 | 2,100 |
15~17 歳 | 900 | 650 | 2,600 |
18~29 歳 | 850 | 650 | 2,700 |
30~49 歳 | 900 | 700 | 2,700 |
50~69 歳 | 850 | 700 | 2,700 |
70 歳以上 | 800 | 650 | 2,700 |
妊婦末期の方は+80、授乳婦の方は+450になります。
推奨量:ほとんどの人が必要量を満たすと推定される摂取量になります。
耐用上限量:過剰摂取で健康障害が生じる危険性がないと推定される最大限の量になります。
サプリメントで過剰摂取した場合の主な症状
吐き気・頭痛・下痢・めまい・食欲不振など
ビタミンCを多く含む野菜・穀物類
ビタミンCには皮膚や粘膜の成分となるコラーゲンの合成を促し、免疫力を高めます。解毒作用や強い抗酸化作用があるので、活性酸素を無害化してくれます。
水溶性ビタミンなので、一度にたくさんとっても、数時間で体外に排出されるので、食事ごとに摂取する事が効果的です。
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
単位:mg 乾燥品・加工品・同一品等は一部除いています。
あまのり 焼きのり | 210 |
トマピー 果実 生 | 200 |
赤ピーマン 果実 生 | 170 |
めキャベツ 結球葉 生 | 160 |
黄ピーマン 果実 生 | 150 |
和種なばな 花らい・茎 生 | 130 |
パセリ 葉 生 | 120 |
とうがらし 果実 生 | 120 |
ブロッコリー 花序 生 | 120 |
なずな 葉 生 | 110 |
しい 生 | 110 |
みずかけな 葉 生 | 88 |
ながさきはくさい 葉 生 | 88 |
かぶ 葉 生 | 82 |
カリフラワー 花序 生 | 81 |
ビタミンCの1日に摂取すべき基準量
ビタミンCの1日の食事摂取基準 単位:mg
日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会参照
年齢 | 男性 推奨量 | 女性 推奨量 |
1~2 歳 | 35 | 35 |
3~5 歳 | 40 | 40 |
6~7 歳 | 55 | 55 |
8~9 歳 | 60 | 60 |
10~11 歳 | 75 | 75 |
12~14 歳 | 95 | 95 |
15~17 歳 | 100 | 100 |
18~29 歳 | 100 | 100 |
30~49 歳 | 100 | 100 |
50~69 歳 | 100 | 100 |
70歳以上 | 100 | 100 |
妊婦末期の方は+10、授乳婦の方は+45になります。
推奨量:ほとんどの人が必要量を満たすと推定される摂取量になります。
ビタミンEを多く含む野菜・穀物類
ビタミンEには抗酸化作用があり、脂肪が過酸化脂質にかわるのを防いだり、老化の要因となる細胞膜の酸化も防いでくれます。
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
単位:mg 乾燥品・加工品・同一品等は一部除いています。
アーモンド 乾 | 30.3 |
とうがらし 果実 乾 | 29.8 |
まつ 生 | 10.8 |
らっかせい いり | 10.6 |
西洋かぼちゃ 果実 焼き | 6.9 |
モロヘイヤ 茎葉 生 | 6.5 |
つくし 胞子茎 生 | 4.9 |
だいこん 葉 ゆで | 4.9 |
めたで 芽ばえ 生 | 4.8 |
赤ピーマン 果実 生 | 4.3 |
ビタミンEの1日に摂取すべき基準量
ビタミンEの1日の食事摂取基準 単位:mg
日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会参照
年齢 | 男性 推奨量 | 女性 推奨量 | 耐用上限量 |
1~2 歳 | 3.5 | 3.5 | 150 |
3~5 歳 | 4.5 | 4.5 | 200 |
6~7 歳 | 5.0 | 5.0 | 300 |
8~9 歳 | 5.5 | 5.5 | 350 |
10~11 歳 | 5.5 | 5.5 | 450 |
12~14 歳 | 7.5 | 6.0 | 男650/女600 |
15~17 歳 | 7.5 | 6.0 | 男750/女650 |
18~29 歳 | 6.5 | 6.0 | 男800/女650 |
30~49 歳 | 6.5 | 6.0 | 男900/女700 |
50~69 歳 | 6.5 | 6.0 | 男850/女700 |
70歳以上 | 6.5 | 6.0 | 男750/女650 |
妊婦末期の方は+6.5、授乳婦の方は+7.0になります。
推奨量:ほとんどの人が必要量を満たすと推定される摂取量になります。
耐用上限量:過剰摂取で健康障害が生じる危険性がないと推定される最大限の量になります。
サプリメントで過剰摂取した場合の主な症状
下痢・腹痛・血栓寒栓症
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