朝食の食パンにぬる体にやさしいバターの選び方

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スーパーでパンにぬるバターなどが売られている場所には、バター・マーガリン・ファットスプレッドなどの製品の種類が並んでいます。

これらの製品の中にはトランス脂肪酸という成分が含まれており、大量に摂取すると健康への悪影響が増大する可能性があります。

トランス脂肪酸について

トランス脂肪酸を多くとると、血液中のLDLコレステロール濃度が増加し、さらに、HDLコレステロール濃度が減少することが示されています。トランス脂肪酸を多くとりつづけると冠動脈性心疾患のリスクを高めることも示されています。
出典元:農林水産省 油脂やトランス脂肪酸の健康に与える影響

トランス脂肪酸についての体への影響については、世界各国の評価は分かれているようで、EU欧州食品安全機関では、トランス脂肪酸の摂取とガン、2型糖尿病、アレルギーの関係についての疫学的な証拠は不十分だといっています。

トランス脂肪酸は人間の体内では合成されず、食生活上で必要な成分でないので、できれば摂取しないほうがよい成分のようです。

日本では海外にくらべると、1日の摂取量が少ないこともあり、トランス脂肪酸の1日の摂取基準量は定められてはいません。

WHO/FAO合同専門家会合は、トランス脂肪酸の摂取量を「1日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満とするように」と勧告しています。

パンにぬるバターなどのトランス脂肪酸含有量

日本のいろいろな食品のデータの為、かなりの上下の幅があるようですが、マーガリン・ファットスプレッド・バターのトランス脂肪酸含有量の比較です。

品名調査数トランス脂肪酸含有量(g/100g)
マーガリン200.36g~13.0g
ファットスプレッド140.99g~10.0g
バター13  1.7g~  2.2g

毎日食パンにぬって食べるには、バターが健康のためには最適のようです。

見分け方は裏面の原材料名などの表示の一番最初にある品名や名称や種類別などの表示をみれば分かります。

バター

バターは牛乳から分離した脂肪を集めたもので、少量の乳成分を含んでいるので独特の風味があります。

マーガリンとファットスプレッド

1869年にフランスのバターの代用品として開発されました。原材料は植物油に水素を添加して作られた硬化油と通常の植物油を混ぜて乳化剤や着色料などを添加し、水、食塩、乳成分などを加えて適度な硬さにします。

油脂含有量の違いによって、油脂80%以上をマーガリンといいます。

油脂80%未満をファットスプレッドといいます。

いずれも硬化油を作る際の水素添加によって、トランス脂肪酸が発生して製品に含まれています。

その他の食品に含まれるトランス脂肪酸量

製品に含まれる上限値の多い順

食品群品名調査数トランス脂肪酸含有量(g/100g)
油脂類ショートニング101.2g~31.0g
穀類味付けポップコーン113.0g
油脂類マーガリン200.36g~13.0g
乳類コンパウンドクリーム29.0g~12.0g
油脂類ファットスプレッド140.99g~10.0g
菓子類菓子パイ50.37g~7.3g
調味料ハヤシルウ50.51g~4.6g
菓子類クッキー80.21g~3.8g
乳類コーヒークリーム60.011g~3.4g
穀類クロワッサン60.29g~3.0g
菓子類半生ケーキ30.17g~3.0g
油脂類食用調合油120.73g~2.8g
油脂類牛脂12.7g
菓子類アップルパイ・ミートパイ50.34g~2.7g
菓子類ビスケット70.036g~2.5g
油脂類バター131.7g~2.2g

参照:農林水産省 食品中の脂質及びトランス脂肪酸含有量(範囲)

いろいろな製品のトランス脂肪酸の最低値と最大値での最大値の高い順に並べていますが、調査数が1個しかないものもあるので、参考値になります。

ショートニングについては、菓子パン、クッキー、ケーキなどに含まれています。ファーストフード店ではショートニングで揚げるとカリッとなるのでチキンやポテトを揚げるのに使用している所もあるようです。

ショートニングは、19世紀末にアメリカでラードの代用品として開発されたものです。

まとめ

朝食に食パンを食べている場合は、バターをぬって食べるのが健康によいようです。

トランス脂肪酸については、1日の摂取基準はないのですが、食生活上で必要な成分でもなく、ある程度健康を害するようなので、出来るだけ避けたほうがよい成分のようです。

ショートニングは敬遠されているようなので「植物油脂」と表示されている事もあるようです。

 

 

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