海外産のレモン事情
海外のレモンはポストハーベスト農薬が使用されています。
私の近所のスーパーでは、ビニール袋に入ったチリ産のレモンとバラ売りのアメリカ産のレモンが売っていました。
チリ産のレモンにはビニール袋に「防ばい剤としてTBZ、イマザリル、フルジオキソニルを使用しております」と書かれていました。
3種類共ポストハーベスト農薬で、ポストハーベスト農薬の多くは、発ガン性や催奇性などが指摘されているので、外側の皮の部分は塩などを使用してよく洗って農薬を落とす必要があります。
輸入されるレモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類は長時間の輸送中にカビが発生します。
これを防ぐために、防カビ剤のポストハーベスト農薬が添加物として使用されています。
日本ではポストハーベスト農薬は禁止されているので、皮ごと利用するのなら国産のレモンを使用することが望ましいようです。
添加物として使われているポストハーベスト農薬
イマザリル
OPP(オルトフェニルフェノール)
OPP-NA(オルトフェニルフェノールナトリウム)
DP(ジフェニル)
TBZ(チアベンダゾール)
フルジオキソニル
アゾキシストロビン
100均のレモンスプレー
海外産のレモンの外側は農薬が付着しており、レモンの中の果汁だけを使用したいので、100円ショップで売られていた「レモンスプレー」を試してみました。
レモンは103gのものを利用します。
レモンを乗せれる筒状のものが一緒に入っていました。
最初にレモンをよく水で洗います。
そして、レモンの端を包丁でカットします。
カットした面へドリル状になった部分を回しながらレモンへ差し込みます。
差し込む時にレモン汁が切り口より流れ出ますので、流し台などで行ったほうがよさそうです。
上部のプッシュボタンを押すと勢いよくレモンの果汁が霧状に噴出されます。
どれだけの量が出るか試してみました。
上の画像の数値が見えにくいですが、5gのレモン汁が出ました。
あっというまに、出なくなりました。
レモンを握りつぶしながら利用しようとしたのですが、レモンを変形さすと差し込んでいる部分が緩くなります。
レモンの果汁は下の方向へ吹きかけるようになるのでレモンを横向きにすると緩んだ差し込み部分から果汁がこぼれました。
差し込んでいる器具を外して、レモンを手で握りつぶして果汁をしぼりだしてみると、31gのレモン果汁がでました。
国土交通省が発表している資料でレモンの重量の約30%が果汁の量とかかれていましたが、その通りの結果となりました。
レモン103gで果汁31g、しかしレモンスプレーで出てきた果汁は5g
微妙な数値です。
残留農薬除去方法その1:ベジセーフを利用する
野菜や果物に付着しているポストハーベストなどの残留農薬やワックスを素早く取り除く為のスプレーがあります。
最適なPH値に設定されるように開発されたスーパーアルカリイオン水の野菜洗い専用水「ベジセーフ」という製品になります。
食品にはウィルスなどの菌がついている可能性もあり、残留農薬やワックスを落とすことで野菜や果物本来の味わいをよみがえらせ 美味しく、安全に食べることができます。
食品にはもちろん除菌作用がありますので 食品洗浄はもちろん、おこさまのおもちゃの洗浄・殺菌にも効果的です。
まな板などに使用して、O-157やサルモネラ菌、大腸菌などのウイルスや細菌の除去にも最適です。
農薬除去方法その2:塩と流水でこすり洗い
まず、塩を適量手に取り、全体をもむようにこすって水洗いします。
その後、流水でスポンジを使って5回ほどこすって洗う事で、表皮の農薬やダイオキシンを除去します。
しかし、完全に防カビ剤の除去はできないので、レモンティなどに輪切りのレモンを浮かべる場合は香りをつけたらすぐに引き上げる必要があります。
時間を長くなるほど、防カビ剤が溶け出します。
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