注目の成分
テルペン・βカロテン・リナロール
バジルに期待される効能
抗ガン作用・消化促進・不眠症改善・かぜ予防・気管支炎の予防・精神安定・食欲増進・胃腸機能強化
旬は7月~10月になります
細胞の突然変異を抑制してガン予防効果のあるバジル
バジルによる抗ガン作用は、芳香成分の中のテルペンによるもので、体内で発ガンを促す酵素であるシクロオキシゲナーゼ2を抑制する作用があるとのことです。
βカロテンが豊富に含まれており、抗酸化作用が非常に強く、活性酸素を無害化してガン予防に効果があり、体内で必要なだけビタミンAにかわり、免疫力のアップに役立ちます。
シソ科メボウキ属 バジルの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
バジル 葉 生 | |
食物繊維 | 4.0g |
カリウム | 420mg |
カルシウム | 240mg |
βカロテン | 6300μg |
ビタミンE | 3.9mg |
ビタミンC | 16mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
茎がしっかりしているものは、香りが強いといわれていますよ。
高い薬効効果のバジル
香りのもとになっているリナロール・カンファー・オイゲノールなどの精油成分には、リラックス効果や集中力を高める効果や鎮痛・抗菌・防虫効果があります。
胃腸を温め、食欲をうながし、胃腸の働きをよくする効果があるので、脂っこい食材に加えれば胃もたれを防ぐ効果に期待できます。
βカロテンやビタミンEなど抗酸化物質を含み、アンチエイジング効果に期待できます。
お茶として飲むと、胃炎や胃酸過多などの諸症状を改善する効果があります。
夏の薬味として常食すると消化が高まるといわれていますよ。
食べ合わせによる相乗効果
バジル+トマト:ガン予防、老化防止
バジル+ニンニク:ガン予防、老化防止
バジル+レバー:骨粗鬆症予防
バジル+ひじき:骨粗鬆症予防
保存方法
生のまま使う場合は、水にさしておくと1~2日保存できます。
葉は冷凍や塩漬けにすると長期保存可能です。
バジルの歴史
原産地はインド、又は熱帯アジアだといわれています。
古代ギリシャでは、王様の薬草と呼ばれており、その薬効が古くから知られており珍重されていました。江戸時代に中国経由で日本に伝わったといわれています。
一般的なスイートバジルのほか、レモンの香りをもつものや紫色のものなど、さまざまな品種があります。
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