中国では毒気や邪気を払い、寿命が延びるといわれているヨモギ

ヨモギに含まれる注目の成分

βカロテン、カリウム、シオネール

ヨモギに期待される作用

免疫力強化、肝機能強化、消炎作用、風邪予防、冷え性改善

旬は4月~8月になります。

ヨモギに期待される抗酸化作用

ヨモギにはβカロテン、カリウム、ビタミンKなどが豊富に含まれています。

βカロテンは抗酸化作用が非常に強く、活性酸素を無毒化してガン予防に働く他に、体内で必要なだけビタミンAに変わります。

ビタミンAは皮膚や粘膜を強くして、体外からの異物の侵入を抑えて免疫力を高めたり、腸管の消化吸収能力を高めてくれます。

カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、ミネラルバランスを正常にしてがん化の予防や改善に効果があります。

ビタミンKは、欠乏症や過剰症が起こりにくいビタミンですが、腸内菌で合成されることから、抗生物質を長期間使用していると不足する可能性があります。

中国では漢方の生薬として用いられ、病気をなくす葉と考えられてきました。

 

更年期障害や婦人科系の病気予防に期待されるヨモギ

独特の香りが気血の巡りを改善するヨモギには、セスキテルペンやシネオールなどの精油成分を豊富に含んでいます。

この精油成分には、多種類の病原菌に対する抗菌作用、気管支炎などに有効な気管の緊張をとく作用、子宮の病気に対して効果のある調整作用、心拍数を減少させ、冠動脈の血流量を増大させる作用などを有する事が動物実験で明らかになっています。

血液の循環を良くするので、体を温めたり、ホルモンの分泌を促して内蔵機能を強くするので、冷え性、肩こり、腰痛、月経痛などの改善に役立ちます。

葉緑素、アデニンのほか、肝障害を防ぐコリンなども豊富に含まれています。

食べ物の脂肪分を分解して内蔵に付着するのを防ぐ働きもあり、高血圧や生活習慣病の予防に期待できます。

ヨモギは古くから下痢や吐き気を抑えるほか、止血や鎮痛にも効果のある薬草として使用されていました。

 

キク科ヨモギ属 ヨモギの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

ヨモギ 生ヨモギ ゆで1日の食事で必要な推奨量
男性 30歳~49歳女性 30歳~49歳
食物繊維7.8g7.8g20g以上18g以上
カリウム890mg250mg3000mg以上2600mg以上
カルシウム180mg140mg650mg650mg
βカロテン5300μg6000μg900μg700μg
レチノール440μg500μg
ビタミンD005.5μg5.5μg
ビタミンE3.2mg3.4mg6.5mg6.0mg
ビタミンK340μg380μg150μg150μg
ビタミンB20.34mg0.09mg1.6mg1.2mg
ビタミンB12002.4μg2.4μg
葉酸190μg51μg240μg240μg
ビタミンC35mg2mg100mg100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

 

食べ合わせによる相乗効果

ヨモギ+もち米:食欲増進

ヨモギ+じゃがも:健胃作用

ヨモギ+山菜:ストレス緩和

 

保存方法

しめらしたキッチンペーパーで包んでからビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。

さっとゆでてから水にさらして冷まし、かたくしぼってから少量ずつラップに包んで冷凍庫に保存する方法もあります。

 

下準備方法

塩ゆでして、水にさらしてよくしぼります。春先の新芽はアクがないですが、よく育ったものはアクが強いので、ゆでる際に重曹を使うとよいとされます。

 

注意事項

アクを取りすぎると風味も薄れて薬効も弱まりますので、摂りすぎないように注意します。

ヨモギは香りが強いので、天ぷらなどで調理する場合は、ヨモギを揚げると油ににおいが移るので、最後に揚げるようにします。

 

お灸のもぐさの材料

ヨモギの葉裏に密集している白色の繊毛(せんもう)は、乾燥させてモグサとしてお灸に利用されています。

 

ヨモギの豆知識

5月の端午の節句にショウブとともにヨモギを軒下につるす風習が残っていますが、これは、ヨモギに毒気や邪気を払うと考えられていたからです。

中国の南北朝時代の薬物書「名医別録」には、ヨモギは婦人の不正性器出血を止め、血流をふやして、内臓の働きを高め、妊娠を促す作用があることが記載されています。

 

 

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