ガン予防、熱中症予防、生活習慣病予防にニガウリ(ゴーヤ)

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注目の栄養成分

モモルデシン、ククルビタシン、ビタミンC、カリウム、チャランチン

ニガウリ(ゴーヤ)に期待できる作用

ガン予防、動脈硬化予防、肝機能強化、健胃効果、疲労回復

おいしい時期は6月~9月です。

 

ニガウリに期待できるガン予防効果

ニガウリに含まれるタンパク質の一種モモジンという成分には血圧降下や免疫力を強める効果があり、オレイン酸の多いオリーブ油を使用すると、ガン予防効果が高まります。

ククルビタシン、モモルデシン、チャランチンなど活性酸素を抑える栄養素が多く含まれています。

ニガウリにはβカロテンやカリウムを豊富に含んでおり、βカロテンは抗酸化作用が非常に強く、活性酸素を無毒化してガン予防に役立ちます。

カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、ミネラルバランスを正常にしてガン化の予防や改善に効果に期待できます。

 

夏バテを防ぎ、肝機能を高め、血糖値を下げるニガウリ

独特の苦みのもとはモモルデシンで、胃液の分泌をうながし、食欲を増進させるので夏バテ解消に効果があるほか、肝機能を高める作用も期待できます。

ニガウリの果実と種子には、糖分を分解して、過剰な糖分を体内でエネルギーに変える事で、血糖値降下作用があることが動物実験で証明されています。

体を冷やす作用があるので、熱射病や体にこもった熱による目の充血や吹き出物、腫物、口内炎、イライラなどにも効果的です。

モモルデシンには、解毒作用や血糖値を下げる効果があります。

 

ウリ科 ニガウリ(ゴーヤ)の栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

ニガウリ 生 ニガウリ 油炒め
食物繊維 2.6g 2.8g
カリウム 260mg 260mg
カルシウム 14mg 14mg
βカロテン 210μg 230μg
ビタミンE 1.0mg 1.1mg
ビタミンK 41μg 45μg
ビタミンC 76mg 75mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

食欲が落ちる盛夏の頃に食べる野菜といわれています。

 

食べ合わせによる相乗効果

ニガウリ+サーモン:美肌づくり、スタミナ向上

ニガウリ+大豆:利尿効果、美肌づくり、腎臓病予防

ニガウリ+鶏肉:夏バテ予防

ニガウリ+豚肉:夏バテ解消

ニガウリ+パイナップル:熱中症予防、夏バテ予防

ニガウリとパイナップルを一緒にミキサーにかけてジュースにすると効率よく栄養分を摂取できます。

 

保存方法

乾燥に弱く、内部から痛むので、タネとワタを取り除き、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。

又、サッとかために塩ゆでして冷凍して保存するか、軽く炒めてから冷凍保存するという方法もあります。

 

調理の注意事項

ニガウリのビタミンCは加熱しても壊れにくいので、炒め物などに最適ですが、調理に時間をかけすぎるのは禁物です。

ビタミンCやその他の栄養素を効率的に摂取する為には、中華なべをしっかりあたためた後に、1分程度で仕上げることがポイントになります。

苦みを抑えるには、薄く切って水にさらしたり、ゆでたり、炒めたりするのが良い方法です。
ごぼうと一緒に食べると胃腸の調子が悪くなり、下痢になる事がある人もいるそうです。

 

 

 

 

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