注目の成分
カリウム、βカロテン
ズッキーニに期待される効能
美肌効果、免疫力アップ、風邪予防、粘膜保護、肥満予防、むくみ解消
オリーブ油で炒めて抗酸化作用が高まるズッキーニ
オリーブ油などとの相性がよく、油で炒めるとβカロテンの吸収率が高まり、免疫力アップや風邪の予防に期待ができます。
皮膚や粘膜を正常に保つビタミンB2も含まれているので、美肌効果に効果的です。
一般のかぼちゃほど栄養価は高くなく、かぼちゃの半量ほどのカロテンを含み、亜鉛、鉄などを含むので、ミネラルの供給源として効果的で、低カロリーの野菜になります。
ウリ科カボチャ属 ズッキーニの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
ズッキーニ 果実 生 | |
食物繊維 | 1.3g |
カリウム | 320mg |
カルシウム | 24mg |
βカロテン | 320μg |
ビタミンE | 0.8mg |
ビタミンK | 35μg |
ビタミンB2 | 0.05mg |
ビタミンC | 20mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)
30歳~49歳 男性 | 30歳~49歳 女性 | |||
推奨量 | 耐用上限量 | 推奨量 | 耐用上限量 | |
食物繊維 | 20g以上 | – | 18g以上 | – |
カリウム | 3000以上 | – | 2600以上 | – |
カルシウム | 650mg | 2500mg | 650mg | 2500mg |
ビタミンA | 900μg | 2700μg | 700μg | 2700μg |
ビタミンE | 6.5mg | 900mg | 6.0mg | 900mg |
ビタミンK | 150μg | – | 150μg | – |
ビタミンB2 | 1.6mg | – | 1.2mg | – |
ビタミンC | 100mg | – | 100mg | – |
ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。
おいしいズッキーニの選び方
切り口が新鮮で、皮がかたくなっていないものを選びます。
ツヤがあり、なるべく太さが均一なものがよいとされます。
あまり大きくなると中身も大味になりがちなので、大きすぎないものを選びます。
保存方法
ビニール袋に入れるか、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。
日持ちしないので3~4日ほどで使い切りたい食材です。
調理前の下処理方法
病害虫に比較的強い為、残留農薬の心配が少ない野菜です。
低カロリーの野菜で、切って空気に触れるとアクが出て、色が悪くなります。これを防ぐ為に、薄切りにしたら両面に塩をふって、しばらく置き、表面に水が出てきたら水気をふきアク抜きします。
食べ合わせによる相乗効果
ズッキーニ+オリーブ油:ガン予防、免疫力アップ
ズッキーニ+なす:肥満防止、糖尿病予防
肌荒れや髪質の改善、骨粗鬆症予防にズッキーニのひと口ピザ
材料:ズッキーニ(1本)、ピザソース又はトマトソース(適量)、とろけるチーズ(適量)、オリーブ油(適量)
作り方:ズッキーニは1cm幅の輪切りにしてオーブンペーパーを敷いた天板に並べます。それにオリーブ油を少々かけてからピザソースを塗り、チーズをのせてオーブンで焼きます。チーズが溶けたら出来上がりです。
イタリアンに欠かせない野菜
形はきゅうりのように見えますが、ペポかぼちゃの仲間で、原産地はメキシコですが、今の細長い形は、19世紀後半にイタリアで品種改良された野菜です。
日本では80年代イタリア料理が定着した頃から栽培が盛んになりました。
開花後5~7日の未熟果をいただきます。ズッキーニ独特の歯ごたえがあり、ほのかな甘みがあり淡泊です。
花ズッキーニ
本場イタリアのマーケットでは開花直前を収穫した花つきのズッキーニが並んでいます。
花の中にチーズとアンチョビを詰め、フライにしたものはポピュラーな前菜で有名です。
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