夏バテ予防や便秘解消に期待されるオクラ

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注目の成分

食物繊維、βカロテン、ペクチン

オクラに期待される作用

動脈硬化予防、がん予防、疲労回復、整腸作用

美味しい時期は7月~9月です。

ペクチンが注目成分のオクラ

オクラに含まれる水溶性食物繊維の一種のペクチンは、腸内の有害物質を排出させる働きがあり便秘を改善したり、ガン予防に役立ちます。

又、糖分の消化吸収の速度を緩やかにして血糖値を安定させる働きもあります。

糖タンパク質のネバネバ成分には、タンパク質の吸収を助ける働きがあり、疲労回復や滋養強壮に有効です。

オクラは粘膜の強化・整腸作用・動脈硬化予防・血中コレステロール値低下の効果に期待できます。

水溶性食物繊維が比較的多いので、ゆでる時は短時間にすることで栄養分の流失を防ぐ事が良いとされ、煮物に入れた場合は、汁まで飲むと効果的です。

 

アオイ科トロロアオイ属 オクラの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

オクラ 生オクラ ゆで1日の食事で必要な推奨量
男性 30歳~49歳
食物繊維5.0g5.2g20g以上
カリウム260mg280mg3000mg以上
カルシウム92mg90mg650mg
βカロテン670μg720μg900μg
レチノール56μg60μg
ビタミンD005.5μg
ビタミンE1.2mg1.2mg6.5mg
ビタミンK71μg75μg150μg
ビタミンB20.09mg0.09mg1.6mg
ビタミンB12002.4μg
葉酸110μg110μg240μg
ビタミンC11mg7mg100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

オクラはアフリカ大陸原産で、エジプトでは紀元前から栽培されていた野菜になります。
日本に伝わったのは幕末頃だと言われていますが、独特の粘りに好き嫌いがハッキリ分かれた為に普及が遅れたとの事です。

食べ合わせによる相乗効果

オクラ+牛肉:夏バテ予防

オクラ+鶏肉+じゃがいも:食欲増進

オクラ+納豆:免疫力向上、便秘解消

納豆に含まれるナットウキナーゼの成分と一緒にオクラを食べる事で免疫力の向上に期待できます。

 

保存方法

乾燥と低温に弱いので、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

注意事項

食物繊維が豊富なので、胃腸の調子が悪いときや下痢をしている時に食べると症状が悪化する可能性があるので注意しましょう。

 

水溶性食物繊維について

食物繊維には水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維があり、糖質の一種で栄養素としては炭水化物に分類されます。

水溶性食物繊維はブドウ糖の吸収を緩やかにして、コレステロールの吸収を抑制し、余分なコレステロールの排泄を促すといった働きがあります。

不溶性食物繊維のほとんどは植物の細胞壁なので、水分を吸収することで、腸の運動を活発にして便秘改善などに効果があります。

腸内環境を整えるためには、食物繊維が必要ですが、不溶性食物繊維の野菜を大量に摂りすぎると腸に負担をかけてしまいます。

 

水溶性食物繊維を多く含む食品(100g中の分量:単位g)

にんにく3.7g
ごぼう2.7g
納豆2.3g
レモン2.0g
アボカド1.7g
オクラ1.6g
あしたば1.5g
芽キャベツ1.4g

 

不溶性食物繊維を多く含む食品(100g中の分量:単位g)

いんげん豆11.8g
ひよこ豆11.1g
おから11.1g
あずき11.0g
くり7.5g
えんどう豆7.2g
よもぎ6.9g
こしあん6.5g

 

多種多様な栄養素を摂取して効率よく利用する事で、人間の体は整っています。

炭水化物がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要になり、ビタミンB群が活性化するにはアミノ酸やミネラルが必要になります。

それぞれの素材に含まれている栄養成分を効率よく体に取り込む為には、多種類の食品でバランスよく栄養素を摂取する事でプラスアルファの効果が期待できるようです。

 

 

 

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