ドレナージ治療
病室のベットに移ってから、酸素吸入はベットの横の壁に設置してある機械からチューブをのばして、鼻の穴から酸素吸引していまどす。
チューブからは常に酸素が吹き出している状況です。
昨日は酸素吸引したまま寝ました。
翌日、足の筋肉痛が治っている事に気がつきました。
今までは、酸欠で筋肉痛になっていたのかもしれません。酸素吸入にはすごい効果があるようです。
入院翌日、担当医とは別の先生が部屋にやってきました。
気胸の早期治療の為に肺に穴をあけるそうです。
ドレナージ治療という事らしいです。
そのまま、病室のベットで治療がはじまりました。
あばら骨の部分に麻酔の注射を何ヵ所か打たれました。
そして直径1センチ程のチュウブをあばら骨の間から手の平でトントンとして肺の中にチューブが入りました。
怖くて状況を直視出来ませんでしたが、だいたいこんな感じでした。
いとも簡単に体に穴が空きました。不思議な事に殆ど出血もしませんでした。
チューブの端は専用の機械につながられ、吸引している感じでした。
肺からは黄色い液体が多少でてきました。肺の外に漏れている空気を、チューブで吸引して肺を膨らまして、縮んでいる肺をふくらまして、早期治療するそうです。
この機械を台車のついた器具(点滴などをつけてコロコロ転がしている器具)に取り付けて、トイレに行くときもいっしょに転がして移動する事になりました。
そして、常に肺からチューブがでているので夜は寝返りがうてなくなりました。
過去の気胸状況
高校の頃に一度気胸になった事があります。痩せた人がなりやすいとの事です。
その時は、咳をして肺にあったポリープらしきものに穴があき痛みを感じて、穴があいたようです。
その時は、歩くのが辛くなり、立ち止まれば呼吸が整う程度の症状でしたが、1週間程入院しました。
薬を飲むこともなく、点滴をすることもなかったので、すぐに退院させられました。
その後は自宅での療養になりました。
チュウブ挿入後、酸素吸入は中止になりました。
気胸が発覚するまで、じっとしていれば呼吸は落ち着いていて大丈夫だったので当然の事ですね。
ただ、パルスオキシメーターで指から計測した酸素濃度が90以下だった場合は、酸素吸入を開始するとの事でした。
放射線治療ですが、肺がんの治療なので、気胸が治って肺がもとの状態に膨れないと治療できないとの事でした。
ここから、2週間ほどは、放射線の治療はなしで、ただ単に寝るだけの生活になりました。
この時も、夕方から夜にかけての熱は出ており、39°近く熱が出ると、胸に開けた穴の部分が急激に痛むので、熱覚ましの薬と胃薬の薬を飲むように指示されました。
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