肥満予防や動脈硬化予防にも役立つカニ(蟹)

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注目の成分

タウリン、ビタミンB2、ビタミンB12、ナイアシン

カニに期待される効能

肥満防止、老化防止、便秘予防、口内炎予防、貧血予防、動脈硬化予防

美味しい時期は一部の地域を除き11月~3月です。

 

血行促進して貧血を予防する作用があるカニ

カニに豊富に含まれているタウリンには、体力増強や血中脂肪のバランスを改善し肝機能を高め、血圧を下げる他にコレステロールの低下に期待でき、動脈硬化や心筋梗塞の予防効果に役立ちます。

代謝に役立つビタミンB群や、神経や脳細胞を正常化するナイアシン、カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄などのミネラルも多く含んでいます。

豊富に含まれているビタミンB12は、葉酸と協力して血液中の赤血球の合成をサポートし、悪性貧血を予防します。

又、神経系の機能維持に働き、睡眠障害やアルツハイマー病、動脈硬化の発症予防などにも関連があるとして注目されています。

殻に含まれる食物繊維の一種のキチン・キトサンには、腸内の善玉菌を増やして整腸作用を発揮し、腸内の有毒物質を排泄して免疫力を高めて発ガンを防ぐ作用に期待できます。

脂質が少なく低カロリー、高タンパク質なので、肥満や生活習慣病で悩む人には最適な栄養食です。

 

カニの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

毛ガニ 生ズワイガニ 生タラバガニ 生
食物繊維000
カリウム340mg310mg280mg
カルシウム61mg90mg51mg
βカロテン007μg
レチノールTrTr1μg
ビタミンD000
ビタミンE2.2mg2.1mg1.9mg
ビタミンK000
ビタミンB20.23mg0.60mg0.07mg
ビタミンB121.9μg4.3μg5.8μg
ビタミンCTrTr1mg
DHA31mg33mg19mg
EPA(IPA)100mg68mg48mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。

ズワイガニは、山陰地方ではマツバガニ、北陸地方ではエチゼンガニと呼ばれています。
メスはオスに比べて小さく、大型のオスだけをズワイガニと呼びます。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性30歳~49歳 女性
推奨量耐用上限量推奨量耐用上限量
食物繊維20g以上18g以上
カリウム3000mg以上2600mg以上
カルシウム650mg2500mg650mg2500mg
ビタミンA900μg2700μg700μg2700μg
ビタミンD5.5μg100μg5.5μg100μg
ビタミンE6.5mg900mg6.0mg900mg
ビタミンK150μg150μg
ビタミンB21.6mg1.2mg
ビタミンB122.4μg2.4μg
ビタミンC100mg100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g(1000mg)以上摂取することが望ましいとされます。

タラバガニはミソがほとんどないので、甲羅を外して蒸すのが一番ですが、ズワイガニや毛ガニはゆでたほうが美味しいとされます。

食べ合わせによる相乗効果

カニ+春菊:風邪予防

カニ+ワカメ:高血圧予防

カニ+かぶ:むくみ解消

カニ+マイタケ:コレステロール低下

カニに含まれているタウリンとマイタケに含まれているエリタデニンを一緒に食べる事で、相乗効果によりコレステロールの低下に役立ちます。

 

注意事項

体調不良時や季節の変わり目など、アレルギー症状を起こしやすいので控えたほうがよいと言われています。

体を冷やす作用が強いので、冷え症で悩んでいる人はショウガなどの体を温める食材と一緒に食べるとよいでしょう。

 

殻を利用した民間療法

身を食べて残った殻を弱火であぶって乾燥させ、細かく粉末にしたものをお湯に混ぜて飲むと、腰痛の緩和に働くといわれていました。

 

 

 

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