水は1日に1.5リットル程度飲む事が理想的

水の重要性

水は体を構成する成分の中で最も多い割合を占めており、酵素とともに生命維持のために不可欠な成分です。

飲んだ水は30秒後には体内の血液の一部となり、血液の約85%は水分となっています。

その為、きれいな水を飲むことは、血液をスムーズに流す為に必要で、水質の悪い水を飲むと血液から体の各機関へ悪影響を及ぼす事になります。

栄養素を運ぶ役割

水は溶解力に優れているので酸素や二酸化炭素など多くの物質を溶かして各組織に運びます。

各細胞で生じた代謝産物を溶かし、循環器系を経て腎臓に運び尿として排泄したりします。

体温を調節する役割

水は蒸発するときの気化熱が大きいことから、発汗などの作用により体温の調節をしています。

体表に存在する水分は、皮膚の乾燥を防ぐ働きをしています。

体内の水分量

血液をはじめ、皮膚や筋肉、臓器、骨などあらゆる部分に分布している体内の水分は、発刊が多いと尿量が減り、水分を多量にとると尿量が増加するなどして、常に一定の量に保たれるように調節されています。

人体の水分量は胎児は体重の85%、新生児・乳児は体重の75%、成人男性が体重の65%、成人女性が体重の55%、高齢者が体重の50%程度となっています。

水分の含有量が多く新陳代謝が活発な乳幼児の場合は、暑い中で汗や蒸発によって水分が失われると容易に脱水症状を起こす可能性があるので、水分補給に注意が必要です。

個人によって異なりますが、一般的に男性は女性より水分量が多く、やせた人は太った人より水分量が多いのが特徴です。

1日に飲む水分量

水分制限されていない方は、1日最低1リットル、できれば、1.5リットル程度水分を飲む事が理想的です。

1日にとる必要な水分量はおおむね2100~3000ml程度になっています。

食物を食べるだけでも水分補給はできており、肉類では約70%、果物や野菜は90%が水分として補給されます。

成人1日当たりの体内の水の流れの参考値

体に入る水分 体から出る水分
食べ物の水分 1,000ml 尿 1,500ml
飲料 1,200ml 700ml
代謝水 300ml 呼気 300ml
合計 2,500ml 合計 2,500ml

糖質、脂質、タンパク質が体内で燃焼したときに生成する水分を代謝水といいます。

コーヒーやアルコールは利尿作用があるので、出来ればお茶や水で水分補給するのが理想的のようです。

風邪・インフルエンザ予防にも効果的

体内に侵入した風邪やインフルエンザのウイルスを追い出してくれるのが、鼻からのど、気管支まで生えている線毛細胞で、1秒間に約15回も小刻みに動いてウイルスを粘膜で包み痰として排出したり胃まで運んで胃液で消化します。

線毛細胞は乾燥すると粘液の粘度が上がる為、線毛の動きが鈍くなり排出機能が低下します。

その為、乾燥を防ぎ、予防効果を最大限に発揮させるためには、定期的な水分補給が大事で、1日に約1.5リットルの水を飲む事が理想だと言われています。

水の欠乏時の症状

健康な状態では、摂取される水分と排泄される水分はバランスがとれています。

体から1%の水分が失われると喉のかわきを感じ始めます。損失した水分が補われないと体重に占める水分の割合が低下します。

体重あたり4~6%の水分の損失で、血しょう量、唾液量、尿量が減少して、体温が上昇します。

10%の損失に達すると筋肉のけいれんや意識の混乱を起こし、腎機能が失われる可能性もあり、20%に及ぶと生命活動が危ぶまれます。

極度の発汗、下痢、嘔吐、出血などで水分が多量に失われると、頭痛や食欲不振、脱力感などの脱水症状が起こります。

水の飲みすぎは害になる?

水を摂りすぎて体にたまった水分は、さまざまな症状を引き起こす原因になっているといわれており、漢方ではこれを「水毒」と呼んでいます。

体内に水分がたまりすぎると、体が冷えて免疫力が低下して病気が起こりやすくなるので、それを防ぐ為に、体内では水分を外に出して体を温めようとする反応が生じます。

くしゃみや鼻水が出たり、トイレが近くなったり、寝汗をかくなども、余分な水分を外に出そうとして起こっている現象です。

1日1回は、うっすら汗ばむ程度の運動をすると、余計な水分が排出されて血流がよくなり、冷えも改善されて、体温が上がり免疫力の向上に期待できます。

スポンサードリンク