豊富なビタミン群で免疫力向上に期待できる鱸(スズキ)

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注目の成分

タンパク質、レチノール、ビタミンD

鱸(スズキ)に期待される効能

視力低下予防、眼精疲労改善、骨歯の強化、栄養補給

美味しい時期は6月~10月です。

貧血やむくみを解消するスズキ

スズキは白身の魚で脂の溜まりやすい肉質で、ビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンの含有量が多いのが特徴です。

レチノールは、皮膚や粘膜を丈夫にし、眼精疲労を緩和して、免疫力の向上や抗ガン効果に期待できます。

ビタミンDは、体内でカルシウムの吸収を助け、骨への沈着をサポートする作用もあり、丈夫な骨や歯をつくる事に期待できます。

EPAには血液中の脂質の濃度を下げて血液を流れやすくしたり、脳を活性化させたりします。動脈硬化を抑制し、免疫力を高め、ガン予防にも期待されています。

肝と腎の機能を正常にして血や精力を補い、健忘や不眠、貧血の改善や水分の代謝を促進してむくみやだるさを解消するのに効果的です。

皮の部分にはビタミンDが豊富に含んでいます。

スズキ科 スズキの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

スズキ 生
食物繊維 0
カリウム 370mg
カルシウム 12mg
βカロテン 0
レチノール 180μg
ビタミンD 10.0μg
ビタミンE 1.2mg
ビタミンK 0
ビタミンB2 0.20mg
ビタミンC 3mg
DHA 400mg
EPA(IPA) 300mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

日本各地の沿岸に分布しており、内湾や河口付近に生息するため、水質汚染の影響を受けやすい魚です。水が汚れていると油臭さが残ります。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性 30歳~49歳 女性
推奨量 耐用上限量 推奨量 耐用上限量
食物繊維 20g以上 18g以上
カリウム 3000mg以上 2600mg以上
カルシウム 650mg 2500mg 650mg 2500mg
ビタミンA 900μg 2700μg 700μg 2700μg
ビタミンD 5.5μg 100μg 5.5μg 100μg
ビタミンE 6.5mg 900mg 6.0mg 900mg
ビタミンK 150μg 150μg
ビタミンB2 1.6mg 1.2mg
ビタミンC 100mg 100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。

食べ合わせによる相乗効果

スズキ+ナス:むくみ解消、食欲増進

スズキ+金針菜:不眠症改善、精神安定

スズキ+チーズ:骨粗鬆症予防

 

成長と共に名前が変わる出世魚

関東では、25cmくらいまでのものを「セイゴ」、30~60cmくらいを「フッコ」、それ以上のものを「スズキ」と呼びます。

大きいものは、100cm以上にもなります。

スズキの特徴

表面が銀色の光沢を放ち「魚の貴公子」とも呼ばれ、古事記にも登場する高級魚です。

夏、川をさかのぼる頃がスズキの旬で「夏のスズキは絵に描いてでも食え」や「タイもかなわぬスズキのあらい」などは、夏場のスズキのあらいが、いかに旨いかを表現したものです。

10月頃から川を下り、冬に海で産卵する為、冬は味がおちます。

スズキの身は淡泊だが弾力があり、夏はそぎ切りにした身を氷水にさらす洗いが美味です。

 

 

 

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