タウリンを多く含み動脈硬化や肝臓病の予防に有効なアジ(鯵)

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注目の成分

DHA、EPA、タウリン、アミノ酸、イノシン酸

アジに期待される効能

ガン予防、動脈硬化予防、認知症予防、老化防止、コレステロール低下

美味しい時期は4月~9月です。

生活習慣病や視力低下の予防に有効なアジ

アジはEPA・DHAの他に遊離アミノ酸のタウリンを多く含んでいるので、動脈硬化や、高血圧、脳血栓、心筋梗塞、視力低下や肝臓病の予防に期待できます。

ビタミンA・B・Eの働きで、美肌づくりにも効果があります。

骨まで食べられる小アジやフライなどにすれば、ビタミンB1やカルシウム補給もできて、イライラ解消に期待できます。

薬膳では、五臓全体の働きを補って気力を増し、疲労回復に役立つとされ血行を促進する作用もあります。

胃を温めて消化機能を高めるので、疲労回復や食欲不振の改善に役立ちます。

 

DHA・EPAなどの抗ガン予防効果

魚などに含まれる優れた脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)には、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アレルギー疾患の予防に効果があると考えられています。

動物実験では、DHAには大腸ガン、乳ガン、子宮頸ガンを抑制する効果があることが確認されています。

EPA(エイコサペンタエン酸)もDHAと同じような働きをすることで知られています。

EPAには血液中の脂質の濃度を下げて血液を流れやすくしたり、脳を活性化させたりします。動脈硬化を抑制するので、免疫力を高め、ガン予防にも期待されています。

DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸の一種は体内でつくることができないので、魚の脂肪分から摂取するのが効率的です。

レチノールは、皮膚や粘膜を丈夫にし、眼精疲労を緩和して、免疫力の向上や抗ガン効果に期待できます。

 

スズキ目アジ科 アジ(鯵)の栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

まあじ 刺身 まあじ 焼き むろあじ 焼き
食物繊維 0 0 0
カリウム 360mg 470mg 480mg
カルシウム 12mg 100mg 28mg
βカロテン 0 0 0
レチノール 7μg 8μg 5μg
ビタミンD 7.9μg 11.7μg 7.0μg
ビタミンE 0.9mg 0.7mg 0.8mg
ビタミンK Tr Tr 0
ビタミンB2 0.20mg 0.15mg 0.30mg
ビタミンC Tr 0 Tr
DHA 480mg 820mg 770mg
EPA(IPA) 260mg 430mg 300mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。

IPA(イコサペンタエン酸)はエイコサペンタエン酸とも呼ばれ、EPAの略称が用いられます。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。

マアジ(真鯵)

別名:キアジ、ホンアジ、アカアジ、ヒラアジ、トツカアジ

アジ科の代表はマアジで側線にぜんごと呼ばれる尖った鱗があるのが特徴です。

春から夏に北上し秋から冬に南下して季節回遊するものはクロアジ、根付きのものをキアジと呼びます。

ムロアジ(室鯵)

別名:アカゼ、ホンムロ,アオアジ、マルアジ

エラぶたにある黒い点が特徴で、やや水っぽいので、干物に加工されて出回ることが多いようです。

北海道南部から南の日本各地と東シナ海や南シナ海に分布しており、暖流にのった回遊を行います。

 

食べ合わせによる相乗効果

アジ+ピーマン:免疫力増強

アジ+ニンジン:動脈硬化予防

アジ+シイタケ:骨粗鬆症予防

アジ+梅:夏バテ解消

アジ+みょうが:食欲増進

DHA・EPAの酸化を防ぐβカロテン、ビタミンC、ビタミンEを含むトマトなどの食材と食べるのがお勧めです。

 

安全な食べ方

アジはグルタミン酸やイノシン酸などのアミノ酸が豊富に含まれ、うま味成分が強いのが特徴です。

魚についた寄生虫や細菌などを殺菌し、独特の生臭さを消すためにも、ショウガやネギ、シソなどの殺菌・消臭効果の高い薬味を合わせて食べるのが昔ながらの知恵です。

 

アジの語源

静岡県沼津市の干物加工業者の間では、「鯵」の文字は「参」が旧暦の3月にあたり、この頃が旬なので、魚偏+参で「鯵」になったといわれています。

「アジは味なり」「アジは味に通ず」など、美味しい魚という意味が「アジ」という語源になっているという説があります。

 

 

 

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