DHA・EPAが豊富で生活習慣病の予防に効果的なサバ

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DHA・EPAなどの成分の他に、野菜と同じように魚介類も体を健康にする成分に違いがあります。

注目の成分

DHA、EPA、カリウム、ビタミンE

鯖(サバ)に期待される効能

貧血予防、体力強化、成人病予防、動脈硬化予防、脳卒中予防、脳の活性化

美味しい時期は9月~11月です。

血のめぐりをよくして老化防止に効果のあるサバ

サバの血合いの部分には鉄やタウリンが豊富で、貧血予防や肝機能のはたらきを強化するのに有効です。

EPAやDHAは酸化しやすいのが難点ですが、サバはこれらの酸化を防ぐビタミンEを含んでいるので、酸化の心配がありません。

サバは体を温め血のめぐりをよくして、消化器系の働きを高める作用があり、イライラした気分を解消するのに役立ちます。

魚などに含まれる優れた脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)には、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アレルギー疾患の予防や脳を若返らせる効果に期待できます。

脂肪酸から体内でつくられるプロスタグランディンE2は炎症やガンを発生させてガンを促進します。

DHAはプロスタグランディンE2を合成する酵素を抑えて、ガンを予防しアレルギー疾患も抑える効果に期待されています。

動物実験では、DHAには大腸ガン、乳ガン、子宮頸ガンを抑制する効果があることが確認されています。

EPA(エイコサペンタエン酸)もDHAと同じような働きをすることで知られています。

EPAには血液中の脂質の濃度を下げて血液を流れやすくしたり、脳を活性化させたりします。動脈硬化を抑制するので、免疫力を高め、ガン予防にも期待されています。

EPAやDHAは、魚を焼く、煮る場合は約2割減少し、揚げた場合だと6~7割減と、調理によっていちじるしく損なわれるので、魚は刺身などの生で食べるのがお勧めです。

 

サバ科 鯖(サバ)の栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

真鯖 生 真鯖 焼き 胡麻鯖 生 大西洋鯖 生
食物繊維 0 0 0 0
カリウム 330mg 370mg 420mg 320mg
カルシウム 6mg 10mg 12mg 7mg
βカロテン 1μg 0 0 0
レチノール 37μg 34μg 8μg 44μg
ビタミンD 5.1μg 4.9μg 4.3μg 10.0μg
ビタミンE 1.3mg 2.1mg 1.2mg 0.7mg
ビタミンK 2μg 4μg 4μg 0
ビタミンB2 0.31mg 0.37mg 0.28mg 0.35mg
ビタミンC 1mg 0 Tr 1mg
DHA 970mg 1500mg 830mg 2300mg
EPA(IPA) 690mg 900mg 230mg 1600mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。

IPA(イコサペンタエン酸)はエイコサペンタエン酸とも呼ばれ、EPAの略称が用いられます。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。

日本近海を回遊し、漁獲高の約1割を占めるポピュラーな魚です。

 

サバの種類

サバ属には、マサバ、ゴマサバ、タイセイヨウサバの3種類があります。日本で漁獲されるのは、マサバとゴマサバです。

真鯖(マサバ)

日本中に分布し、一年を通じて漁獲されますが、旬は秋から冬です。ゴマサバと違い体側に黒い斑点がありません。

胡麻鯖(ゴマサバ)

体側にある斑点が名前の由来でマサバと比べて体が丸いので、別名マルサバと呼ばれていまさう。主にサバ節の原料に利用されています。

冬がもっとも美味しく、年間を通してあまり味が落ちません。

タイセイヨウサバ

ノルウェーなどから大量に輸入され、年中流通しています。はっきりとした背中のくの字模様が特徴です。

回転すしのサバやフライなどの加工品の多くがタイセイヨウサバで、ノルウェー、オランダ、フランス、スペインなどから加工された状態で冷凍輸入されています。

価格の面で庶民の味方です。

 

食べ合わせによる相乗効果

サバ+ブロッコリー:動脈硬化予防

サバ+にんじん:細胞を丈夫にする効果

サバ+小松菜:骨粗鬆症予防

サバ+しょうが:憂うつな気分解消

サバ+ウコン:食欲増進

 

サバを食べる時の注意事項

サバは「サバの生き腐れ」といわれるほど痛みが早い魚になります。

血合いに含まれるヒスチジンがアレルギーのもととなるヒスタミンになり中毒を起こす為、生で食べる時は注意が必要です。

新鮮なサバを見分けるポイントは、青光りしていること、エラが赤紅色をしていること、眼が好き通っていることなどがあります。

「しめ鯖」「塩鯖」「鯖ずし」など殺菌・防腐作用のある塩や酢を使った料理が多いのも、鯖の腐敗を防ぎ、保存性を高める為です。

昔はサバを食べられる地域が限られていましたが、冷凍技術の発達により、今では多くの人に食べられるようになりました。

 

「サバを読む」について

サバは内臓に含まれる己消化酵素の働きで腐敗が起きやすくアレルギーの原因物質が生成されやすくなっています。

市場では取引を急ぐあまり数を正確に数えないこともあり、そこから数をごまかす「サバを読む」という表現が生まれたといわれています。

 

 

 

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