注目の成分
タウリン、コラーゲン
メバル(眼張)に期待される効能
高血圧予防、骨粗しょう症予防、コレステロール低下
美味しい時期は3月~9月です。
肌荒れ解消にも期待できるメバル
メバルの良質のタンパク質にはタウリンが豊富に含まれており、体力増強や血中脂肪のバランスを改善し肝機能を高めて、血圧を下げる他にコレステロールの低下にも期待できます。
カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、ミネラルバランスを正常にしてがん化の予防や改善に効果があり、血圧を安定させ高血圧予防対策に有効です。
煮つけにして煮汁も食べればコラーゲンを摂取できて美肌効果に期待できます。
メバルに含まれる優れた脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)には、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アレルギー疾患の予防に効果があると考えられています。
動物実験では、DHAには大腸ガン、乳ガン、子宮頸ガンを抑制する効果があることが確認されています。
EPA(エイコサペンタエン酸)には血液中の脂質の濃度を下げて血液を流れやすくしたり、脳を活性化に役立ち、悪玉コレステロールを減らし動脈硬化の予防や免疫力を高め、ガン予防にも期待されています。
DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸の一種は体内でつくることができないので、魚の脂肪分から摂取するのが効率的です。
フサカサゴ科 メバルの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
メバル 生 | |
食物繊維 | 0 |
カリウム | 350mg |
カルシウム | 80mg |
βカロテン | 0 |
レチノール | 11μg |
ビタミンD | 1.0μg |
ビタミンE | 1.5mg |
ビタミンK | 0 |
ビタミンB2 | 0.17mg |
ビタミンB12 | 1.5μg |
ビタミンC | 2mg |
DHA | 390mg |
EPA(IPA) | 370mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
目が大きいのが特徴で、名前の由来となっています。
日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)
30歳~49歳 男性 | 30歳~49歳 女性 | |||
推奨量 | 耐用上限量 | 推奨量 | 耐用上限量 | |
食物繊維 | 20g以上 | – | 18g以上 | – |
カリウム | 3000mg以上 | – | 2600mg以上 | – |
カルシウム | 650mg | 2500mg | 650mg | 2500mg |
ビタミンA | 900μg | 2700μg | 700μg | 2700μg |
ビタミンD | 5.5μg | 100μg | 5.5μg | 100μg |
ビタミンE | 6.5mg | 900mg | 6.0mg | 900mg |
ビタミンK | 150μg | – | 150μg | – |
ビタミンB2 | 1.6mg | – | 1.2mg | – |
ビタミンB12 | 2.4μg | – | 2.4μg | – |
ビタミンC | 100mg | – | 100mg | – |
ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。
DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g(1000mg)以上摂取することが望ましいとされます。
食べ合わせによる相乗効果
メバル+エビ:動脈硬化予防
メバルに含まれるタンパク質とエビに豊富に含まれるタウリンにはコレステロールを低下させる効果があり、動脈硬化の予防に期待できます。
メバルの料理
素直な白身の肉はしまっていて旨みや甘みもそれなりにありますが、刺身ではやや個性に欠けるので焼き魚や煮つけ料理が人気となっています。
煮つけにする時は頭も含めて丸ごと煮るとだしが出て美味しくなり、コラーゲンも摂取できます。
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