注目の成分
レチノール、ビタミンB2
メジナ(目近魚)に期待される効能
風邪予防、免疫力増強、肌荒れ解消
美容やダイエットにも役立つメジナ
メジナに含まれるビタミンB2には粘膜や皮膚の健康を保つ働きがあり、体の免疫力を高める効果に期待できます。
ビタミンB2は体内に入ってきた脂質をエネルギーに変えるのに欠かせない成分なのでダイエットに効果的で、美しい肌や髪を守るためにも必要なので、美容のビタミンとも呼ばれています。
レチノールは、皮膚や粘膜を丈夫にし、眼精疲労を緩和して、免疫力の向上による風邪予防や抗ガン効果に期待できます。
メジナに含まれる優れた脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)には、悪玉コレステロールを減らし動脈硬化の予防に役立ち、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アレルギー疾患の予防にも効果があると考えられています。
動物実験では、DHAには大腸ガン、乳ガン、子宮頸ガンを抑制する効果があることが確認されています。
メジナ科 メジナの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
メジナ 生 | |
食物繊維 | 0 |
カリウム | 380mg |
カルシウム | 27mg |
βカロテン | 0 |
レチノール | 55μg |
ビタミンD | 1.0μg |
ビタミンE | 0.8mg |
ビタミンK | 0 |
ビタミンB2 | 0.38mg |
ビタミンB12 | 1.8μg |
ビタミンC | 0 |
DHA | 450mg |
EPA(IPA) | 200mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)
30歳~49歳 男性 | 30歳~49歳 女性 | |||
推奨量 | 耐用上限量 | 推奨量 | 耐用上限量 | |
食物繊維 | 20g以上 | – | 18g以上 | – |
カリウム | 3000mg以上 | – | 2600mg以上 | – |
カルシウム | 650mg | 2500mg | 650mg | 2500mg |
ビタミンA | 900μg | 2700μg | 700μg | 2700μg |
ビタミンD | 5.5μg | 100μg | 5.5μg | 100μg |
ビタミンE | 6.5mg | 900mg | 6.0mg | 900mg |
ビタミンK | 150μg | – | 150μg | – |
ビタミンB2 | 1.6mg | – | 1.2mg | – |
ビタミンB12 | 2.4μg | – | 2.4μg | – |
ビタミンC | 100mg | – | 100mg | – |
ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。
ミカンクシロ
メジナは動植物を食べる雑食の魚になります。
その為、ミカンを餌に釣るという方法もあり、これを「ミカンクシロ」とよんでいます。
梅雨メジナ
メジナは産卵後に荒食いします。これが梅雨の時期で、釣り師が釣期のひとつととらえていることから、「梅雨メジナ」と言われています。
釣った時の処理
メジナを釣った時は、その場で血抜きをします。
エラと胸ビレの間のやや上から中骨に向かってナイフを深く差し込み、尾のつけ根にも中骨までナイフを入れます。
頭を下にして吊り下げるか、海水に浸しておくと血が抜けます。
この血抜きをする事で臭みもなく、身も締まって美味しく食べられると言われています。
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