食欲不振の改善や体力回復、脳の活性化に働く鮎(アユ)

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注目の成分

DHA、EPA、カルシウム

鮎(アユ)に期待される成分

強壮・強精作用、下痢の改善、骨粗鬆症予防、脳の活性化、コレステロール低下

美味しい時期は5月~10月です。

内臓ごと食べて香気を楽しむアユ

アユにはタンパク質、脂質、ミネラル、カルシウム、亜鉛、マグネシウムが多く含まれるので強壮・強精作用に期待できます。

アユのハラワタを取り出し、塩をたくさん混ぜて「ウルカ」にし、お湯を入れて飲むと下痢の特効薬になります。

胃腸の働きを高めて余分な水分の代謝を促し、食欲不振や体力回復、むくみの解消に効果的です。

清流にすみ、香魚(こうぎょ)とも呼ばれ、香りがよいことで有名です。

アユのガン予防効果

魚などに含まれる優れた脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)には、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アレルギー疾患の予防に効果があると考えられています。

動物実験では、DHAには大腸ガン、乳ガン、子宮頸ガンを抑制する効果があることが確認されています。

EPA(エイコサペンタエン酸)には血液中の脂質の濃度を下げて血液を流れやすくしたり、脳を活性化させたりします。動脈硬化を抑制するので、免疫力を高め、ガン予防にも期待されています。

レチノールは、皮膚や粘膜を丈夫にし、眼精疲労を緩和して、免疫力の向上や抗ガン効果に期待できます。

DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸の一種は体内でつくることができないので、魚の脂肪分から摂取するのが効率的です。

サケ目アユ科アユ属 アユの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

天然 焼き 養殖 焼き
食物繊維 0 0
カリウム 510mg 430mg
カルシウム 480mg 450mg
βカロテン 0 0
レチノール 120μg 480μg
ビタミンD 1.5μg 17.4μg
ビタミンE 1.7mg 8.6mg
ビタミンK 0 0
ビタミンB2 0.24mg 0.18mg
ビタミンC 2mg 2mg
DHA 85mg 620mg
EPA(IPA) 130mg 250mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

味で比べると天然のアユがうま味成分が多いですが、養殖のアユは天然のものよりエサに恵まれている為脂質が多く、血行促進にはたらくビタミンEが多いという特徴があります。

ワタにはビタミンA(レチノール)やビタミンEが豊富に含まれています。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性 30歳~49歳 女性
推奨量 耐用上限量 推奨量 耐用上限量
食物繊維 20g以上 18g以上
カリウム 3000以上 2600以上
カルシウム 650mg 2500mg 650mg 2500mg
ビタミンA 900μg 2700μg 700μg 2700μg
ビタミンD 5.5μg 100μg 5.5μg 100μg
ビタミンE 6.5mg 900mg 6.0mg 900mg
ビタミンK 150μg 150μg
ビタミンB2 1.6mg 1.2mg
ビタミンC 100mg 100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。

アユ科のアユは1科1属1種という珍しい魚で、日本以外では朝鮮半島、台湾、中国の一部に多少分布しています。

食べ合わせによる相乗効果

アユ+きゅうり:夏バテ予防、むくみ解消

アユ+しょうが:食欲増進

アユ+昆布:動脈硬化予防

アユに含まれるDHA、EPAがもつコレステロールや中性脂肪の低下作用とおなじようなはたらきが昆布のアルギン酸にもあり、相乗効果で動脈硬化予防に役立ちます。

アユの骨の抜き方

 

アユの尾を切り離し、頭部分を引くと骨がきれいにはずれるので、骨が面倒だという方にはお勧めです。

 

 

 

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