貧血予防や生活習慣病の予防に「クレソン」

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注目の成分

βカロテン、ビタミンK

クレソンに期待される作用

抗酸化作用、貧血予防、消化促進、強壮効果、血液サラサラ効果

旬の時期は4月~5月になります。

 

血液をきれいにしてくるクレソン

βカロテン、ビタミンC、B群などのビタミン類やカルシウム、カリウム、鉄などのミネラル類が豊富で、貧血予防効果に期待できます。

 

辛みのもとになっているシニグリンという成分は、体内に入るとアリルイソチオシアネートという抗酸化成分に変化し、免疫力を高めてガン予防や生活習慣病の予防、強壮・消化促進に役立ちます。

 

βカロテンは抗酸化作用が非常に強く、活性酸素を無毒化して老化やガン予防に働く他に、体内で必要なだけビタミンAに変わります。

ビタミンAは皮膚や粘膜を強くして、体外からの異物の侵入を抑え免疫力を高めて細菌やウイルスから身を守り、腸管の消化吸収能力を高めてくれます。

 

ビタミンKは、じょうぶな骨づくりに欠かせない栄養素で、カルシウムの骨への沈着を助ける働きや、止血作用に期待できます。

 

血液をきれいにしたり、体の熱を取り除いて血液の循環の改善に役立ちます。

 

消化促進に役立つので、肉料理などにクレソンがよく添えられています。

 

クレソンの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

 

クレソン 茎葉 生 1日の食事で必要な推奨量
男性 30歳~49歳 女性 30歳~49歳
食物繊維 2.5g 20g以上 18g以上
カリウム 330mg 3000mg以上 2600mg以上
カルシウム 110mg 650mg 650mg
βカロテン 2700μg 900μg 700μg
レチノール 230μg
ビタミンD 0 5.5μg 5.5μg
ビタミンE 1.6mg 6.5mg 6.0mg
ビタミンK 190μg 150μg 150μg
ビタミンB2 0.20mg 1.6mg 1.2mg
ビタミンB12 0 2.4μg 2.4μg
ビタミンC 26mg 100mg 100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

原産地であるヨーロッパでは、古くから野性のクレソンを薬用植物として利用されていました。
日本へは明治初頭に滞在外国人向けに栽培が始まりました。

 

食べ合わせによる相乗効果

クレソン+マッシュルーム:口臭・体臭改善

クレソン+菊花:めまい・イライラ解消

クレソン+砂肝:のどの乾燥・せき止め

クレソンはわさびの仲間で、独特の香りとさわやかな辛みがあります。

 

 

 

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