注目の成分
カルノシン酸、カンファー、シネオール、フラボノイド、ボルネオール、フェノール酸
セージに期待される作用
抗ウィルス、抗菌・抗酸化作用、精神安定、消化促進、血圧降下
旬は5月~10月になります。
ハーブティーでのどの痛みの緩和
セージはハーブティーにすると、のどの痛みや口内炎の改善、胃の炎症を抑え、消化促進、血圧降下にも期待できます。
殺菌力に優れ、のどの痛みを緩和することから、欧米ではうがい薬としても利用されています。
水虫のときには足浴に用いるなど、肌を清潔に保ちたいときにも効果的です。
抗菌作用・収れん作用があるので、歯磨き粉として使用すると、口の中を清潔に保つだけでなく、歯茎の引き締めにも役立ちます。
疲労を回復したり、胃を丈夫にするほか、生理不順、更年期障害などへの薬効も知られています。
皮膚を引き締める収れん作用や発汗を抑える働きがあることから、更年期の急な発汗や寝汗、緊張したときの多汗を鎮めるのにも期待できます。
さわやかなほろ苦さとヨモギのような独特の香りが、ホルモンのバランスを整えて、イライラや気持ちの落ち込みの緩和に期待でき、頭をスッキリさせて集中力の向上に役立ちます。
少し加えるだけでよく香るので、肉や魚の臭み消しなどに利用されて同時に消化も助けてくれます。
食べ合わせによる相乗効果
セージ+キャベツ:胃腸強化
セージ+タイム:血行促進
セージ+豚肉:消化促進、老化防止
肉料理との相性がよいので、ソーセージの語源ともなったともいわれています。
注意事項
セージは強壮作用が強力なので、妊娠中の方などは、とりすぎないように注意が必要です。
シソ科アキキリ属 セージの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
セージ 粉 | |
エネルギー | 384kcal |
タンパク質 | 6.4g |
食物繊維 | 0 |
カリウム | 1600mg |
カルシウム | 1500mg |
βカロテン | 1400μg |
レチノール | 120μg |
ビタミンD | 0 |
ビタミンE | 0 |
ビタミンK | 0 |
ビタミンB2 | 0.55mg |
ビタミンB12 | 0 |
ビタミンC | 0 |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
セージの語源はラテン語の「治す」からきているとされ、古くから薬用に用いられており、「長寿のハーブ」などと呼ばれていました。
コメント