日本では「パクチー」という名で有名になっており、タイでも「パクチー」、中国では「シャンツァイ(香菜)」、欧米では「コリアンダー」と呼ばれているハーブになります。
注目の成分
βカロテン、ビタミンB2、ビタミンC、ゲラニオール、ボルネオール、リナロール
パクチーに期待される作用
ガン予防、抗酸化作用、消化促進、アンチエイジング
旬は3月~6月になります。
風邪の初期症状の時にも有効な「パクチー」
豊富なβカロテンとビタミンCを含んでおり、解毒作用が強く、体内に有害物質がたまるのを防ぎ、発ガンの抑制に期待できます。
独特の強い香りには、気の巡りを改善して体を温め、胃の働きを高めて消化促進に役立ち、食欲増進や食後のおなかのハリを解消します。
発汗作用で発疹を追い出し食あたりを防ぐ作用があり、気分の高揚などに役立ちます。
葉にはβカロテンやビタミンCなどの抗酸化作用のある成分を含み、アンチエンジング効果や美容効果が期待できます。
根はスープやソース、種はさわやかな香りでスパイスとして利用されています。
タイやベトナムなど、エスニック料理には欠かせないハーブになります。
パクチーの栄養成分
パクチー | 1日の食事で必要な推奨量 | ||
男性 30歳~49歳 | 女性 30歳~49歳 | ||
カリウム | 450mg | 3000mg以上 | 2600mg以上 |
カルシウム | 100mg | 650mg | 650mg |
βカロテン | 1800μg | 900μg | 700μg |
ビタミンK | 190μg | 150μg | 150μg |
ビタミンC | 45mg | 100mg | 100mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
旧約聖書にも名前が登場するほど古くから食べられている人気の食材です。
食べ合わせによる相乗効果
パクチー+ピーナッツ:抗酸化作用向上
パクチー+しょうが:消化促進
パクチー+えび:冷え性の改善
パクチー+米+ウコン:肝機能向上
パクチー+ホタテ貝:食欲増進
体を温める作用があるので寒い地方では人気の食材として利用されています。
保存方法
乾燥させると香りが失われるので、濡らした新聞紙などで挟んで冷蔵庫の野菜室で保存します。
注意事項
パクチーを食べすぎると、ホルモンバランスに影響する可能性があるという説があるので妊婦や幼児は食べる量に注意が必要です。
生育しすぎたものは、葉がかたくなり、香りも失われるので料理には若い葉が最適になります。
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