きゅうりの注目成分
βカロテン、カリウム、ビタミンB1、ククルビタシン
きゅうりに期待される効能
生活習慣病予防、老化予防、高血圧予防、夏バテ予防
きゅうりに期待される抗酸化作用
きゅうりには緑黄色野菜に比べる少なめですが、強い抗酸化力があり、体内の活性酸素を除去し、がんや生活習慣病、老化を予防するβカロテンが含まれています。
免疫力を高め、抗ストレス・抗疲労ビタミンとして働くビタミンCやミネラルバランスを整えるカリウムも含まれていて、高血圧予防の他、がん予防にも効果が期待できます。
きゅうりの皮の苦みになっているククルビタシンという成分には、抗がん作用があるといわれています。
夏バテ予防にも役立つきゅうり
きゅうりには体内の熱を冷まして体力の消耗を抑えて、内臓機能を調整す効果があります。
豊富な水分の中にはきゅうり特有のシトステロールなどの成分が溶け込んでおり、利尿作用の働きがあります。この作用によって腎臓の働きが活発になり、手足のむくみが解消されるといわれています。
体の余分な熱を取る作用があるので、口が異常に渇く時や、のどが腫れて痛い時、目が充血して熱っぽい時などの熱感を伴う症状全般にも効果があると期待されています。
きゅうりを薄切りにしたものを直接患部にはると、やけどにも効果があるといわれています。
その為、日やけあとのきゅうりパックは、皮膚のほてりをしずめ、火ぶくれやそれに伴うシミを防ぐといわれています。
きゅうりの栄養素
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
きゅうり 生 | 1日の食事で必要な推奨量 | ||
男性 30歳~49歳 | 女性 30歳~49歳 | ||
食物繊維 | 1.1g | 20g以上 | 18g以上 |
カリウム | 200mg | 3000mg以上 | 2600mg以上 |
カルシウム | 26mg | 650mg | 650mg |
βカロテン | 330μg | 900μg | 700μg |
レチノール | 28μg | ||
ビタミンD | 0 | 5.5μg | 5.5μg |
ビタミンE | 0.3mg | 6.5mg | 6.0mg |
ビタミンK | 34μg | 150μg | 150μg |
ビタミンB2 | 0.03mg | 1.6mg | 1.2mg |
ビタミンB12 | 0 | 2.4μg | 2.4μg |
葉酸 | 25μg | 240μg | 240μg |
ビタミンC | 14mg | 100mg | 100mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
保存方法
水分が多いので冷えすぎると凍りやすく傷みやすいので、新聞紙に包みポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
食べ合わせによる相乗
きゅうり+黒きくらげ:高血圧予防
きゅうり+アジ(鯵):夏バテ解消
注意事項
きゅうりは、冷やす力が非常に強い野菜の為、冷え症の人や胃腸の弱い人などは、生でたくさん食べるのは控えた方が良いとされています。
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