ガン予防や粘膜を強化するワケギ

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注目の成分

βカロテン、ビタミンK、アリシン

ワケギに期待される効能

ガン予防、疲労回復、血行促進、動脈硬化予防

おいしい時期は2月~3月です。

 

疲労回復や活性酸素の働きを抑えるワケギ

ワケギに豊富に含まれているβカロテンは抗酸化作用が非常に強く、活性酸素を無毒化して老化やガン予防に働く他に、体内で必要なだけビタミンAに変わります。

ビタミンAは皮膚や粘膜を強くして、体外からの異物の侵入を抑え免疫力を高めて細菌やウイルスから身を守り、腸管の消化吸収能力を高めてくれます。

ワケギは臭気成分のアリシンを含み、ビタミンB1の吸収を助け、血行促進、疲労回復、食欲増進、殺菌などの効果に期待できます。

アリシンには、体内に侵入した異物やガン細胞を攻撃するNK細胞を活性化する働きがあり、ガン予防効果や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞の予防に役立ちます。

ビタミンKは、じょうぶな骨づくりに欠かせない栄養素で、カルシウムの骨への沈着を助ける働きや、止血作用に期待できます。

βカロテンは油と一緒にとると吸収率が高まるので、炒め物にしたりすると効果的です。

 

ワケギの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

わけぎ 葉 生 わけぎ 葉 ゆで 男性 30歳~49歳
摂取基準推奨量
食物繊維 2.8g 3.1g 20g以上
カリウム 230mg 190mg 3000mg以上
カルシウム 59mg 51mg 650mg
βカロテン 2700μg 1800μg 900μg
レチノール 220μg 150μg
ビタミンD 0 0 5.5μg
ビタミンE 1.9mg 1.9mg 6.5mg
ビタミンK 170μg 120μg 150μg
ビタミンB2 0.10mg 0.08mg 1.6mg
ビタミンB12 0 0 2.4μg
ビタミンC 37mg 21mg 100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

臭気成分に食欲増進や疲労回復効果に期待でき、βカロテンはネギよりも豊富に含まれています。

 

名前の由来と縁起物

枝分かれして育つので、「分け葱」から「ワケギ」の名がつけられたと言われています。

根元が複数に株分かれすることより、分げつをよくするから子宝に恵まれるという事で、現在は子孫繁栄を願って、ひな祭りに縁起物として利用されています。

 

ワケギの特徴

ワケギはネギとタマネギの雑種でネギとは別種の野菜になり、主に関西以西で栽培されている緑黄色野菜になります。

ネギよりも根元が白くふくらんでいるのが特徴で、辛みが少なく甘みがあり、香りはややマイルドでネギとよく似ています。

ワケギとネギの違いは、ワケギは球根からできますが、ネギは種からできます。

 

 

 

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