肝機能を強化して目の疲れや乾きをいやす食用菊(菊花)

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注目の成分

カリウム、マンガン、ビタミンE

食用菊(菊花)に期待される効能

視力回復、便秘解消、イライラ解消

おいしい時期は9月~12月です。

中国では滋養強壮剤として利用されている食用菊

目の症状に特に効果があるとされ、充血やドライアイ、かすみ目などの目のトラブルの解消に役立ち、眼精疲労に伴う頭痛、めまい、のぼせといった症状の緩和にも期待できます。

食用菊に含まれているビタミンB1には、視神経の機能を活発にして、目から脳への神経伝達を正常に保つのに役立ちます。

肝機能を調整する働きに優れるため、肝の状態を表す窓口となる眼の働きを活性化して、眼精疲労や充血、かすみ目などに効果があります。

ビタミンB1、B2などのビタミン類、マンガン、カリウムなどのミネラル類が含まれており、芳香成分には神経を鎮めたり、めまいやのぼせを抑えるのに効果的です。

中国薬学では、熱を冷まし、老廃物を排出して毒素を解毒し、炎症を抑えて腫れ物をとり、血のめぐりをよくする薬効があるとされ、風邪や発熱、熱による頭痛、のぼせ、めまい、高血圧などに有効とされています。

日本で食用とされている菊花は苦みを抑えて改良されたもので、中国で食べられている菊花とは種類が異なりますが、作用は穏やかですが、同様の薬効があると考えられています。

 

キク科イエギク属 食用菊の栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

きく 花びら 生きく 花びら ゆで
食物繊維3.4g2.9g
カリウム280mg140mg
カルシウム22mg16mg
βカロテン67μg61μg
ビタミンE5mg4.5mg
ビタミンK11μg10μg
ビタミンB20.11mg0.07mg
ビタミンC11mg5mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

食用を目的に改良され、栽培された菊を食用菊といいます。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性30歳~49歳 女性
推奨量耐用上限量推奨量耐用上限量
食物繊維20g以上18g以上
カリウム3000以上2600以上
カルシウム650mg2500mg650mg2500mg
ビタミンA900μg2700μg700μg2700μg
ビタミンE6.5mg900mg6.0mg900mg
ビタミンK150μg150μg
ビタミンB21.6mg1.2mg
ビタミンC100mg100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

 

保存方法

しめらせたキッチンペーパーで包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。

風味が落ちるので早めに使いきるか、ほぐしてゆでたものを板状にして冷凍保存します。

 

ゆで方

花弁は少々の酢を加えた湯で、サッと湯がいてアク抜きして、すぐに水にとってからざるにあげます。

 

食べ合わせによる相乗効果

食用菊+牡蠣(かき):貧血予防、老化防止、イライラ解消

食用菊+しょうが:むくみ解消、血圧降下

食用菊+酢:高血圧予防

食用菊+はちみつ:のどの腫れや痛みの緩和

食用菊+緑茶:風邪の引き始め

鉄分やビタミンEを含むので、ビタミンCを含む食材といっしょに摂ると貧血予防や老化防止に効果的です。

酢の物など酢と一緒に摂ると、ミネラルの吸収が向上します。

 

民間療法

目の痛みや視力回復に有効とされ、お湯にひたした花をまぶたにのせて疲れ目の回復に使用していました。

 

ポイント

刺身に添えられている食用菊は食中毒を予防しています。

しょうゆに花びらを入れて一緒にたべると効果的です。

 

菊花茶

急須に菊花を入れ、沸騰したお湯を注いで5分くらいおいて飲みます。苦みが気になる時は、黒砂糖やハチミツを加えると飲みやすくなります。

菊花のお茶はイライラを鎮める効果が強く気分が落ち着くと言われていたので、中国の清朝末期の権力者、西太后がストレス解消用に菊花のお茶を愛用していたそうです。

毎日飲むことで高血圧やめまいの改善にも期待されます。

 

 

 

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