大豆と栄養素は変わらないが、大豆にはないポリフェノールが含まれている黒豆

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注目の成分

アントシアニン、サポニン、フィチン酸、イソフラボン

黒豆に期待される効能

乳ガン予防、前立腺ガン予防、疲労回復、生活習慣病予防、老化防止

おいしい時期は9月~11月です。

黒豆の抗酸化作用

黒い皮に大豆にはないポリフェノールの一種のアントシアニンを含んでおり、サポニンとの相乗効果で協力な抗酸化作用や生活習慣病の予防に期待できます。

サポニンは体内の石鹸とも呼ばれ脂肪の吸収を抑制し、その分解を促進します。さらに、過酸化脂質の発生を抑える効果もあるため、脂肪の蓄積を防ぎ、肥満防止に役立ちます。

抗ガン作用のあるフィチン酸や、大腸ガン予防に効果のある食物繊維も豊富に含まれています。

 

血液の循環を改善し、老化防止に効果的

黒豆には、血や生命力を補って血液の循環を改善し、腰痛や月経不順、疲労回復、老化防止などに効果的です。

黒い色のアントシアニンという天然色素には、眼精疲労の回復や視力の向上に役立つといわれています。

胃腸の働きを高めて水分の代謝を促すので、全身のむくみの解消に期待ができ、高たんぱくで栄養豊富なので滋養強壮に有効です。

脂肪の吸収を抑えるシアジニンという成分が豊富に含まれており、声がれの薬としても有名です。

腎の働きを助け、体内に停滞した余分な水分の排出を促すため、水滞が原因とされる関節痛やしびれ、むくみ、腹水などの改善に役立ちます。

薬膳では、黒豆や黒ゴマ、黒きくらげなどの黒い食材は、腎の働きを高める作用があると考えられています。

黒豆の栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

全粒 黒大豆 乾いり大豆 黒大豆
食物繊維16.0g19.2g
カリウム1800mg2100mg
カルシウム190mg120mg
βカロテン33μg14μg
ビタミンE15mg31.3mg
ビタミンK32μg
ビタミンB20.28mg0.27mg
ビタミンC4mg1mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

黒豆(くろまめ)は大豆の品種のひとつで、黒大豆、ぶどう豆とも呼ばれています。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性30歳~49歳 女性
推奨量耐用上限量推奨量耐用上限量
食物繊維20g以上18g以上
カリウム3000以上2600以上
カルシウム650mg2500mg650mg2500mg
ビタミンA900μg2700μg700μg2700μg
ビタミンE6.5mg900mg6.0mg900mg
ビタミンK150μg150μg
ビタミンB21.6mg1.2mg
ビタミンC100mg100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

 

食べ合わせによる相乗

黒豆+豚肉:むくみ解消

黒豆+干しブドウ+黒砂糖:貧血の予防

 

注意事項

黒豆と高麗人参を一緒に食べるとお互いの薬効を弱めると言われています。

 

保存方法

豆は湿気に弱いので、紙の袋に入れて冷暗所で保存します。

 

黒豆の煮汁の効果

黒豆の煮汁には、のどの炎症を解消してくれます。

黒豆を煎じてお茶代わりに飲むと、咳やのどの痛みの改善や、声を美しくする効果に期待できます。

 

薬効の高い黒豆

数々の本草書に「黒い豆は薬となる」と記されてあり、黒豆を発酵させたものは、ノイローゼの漢方薬になり、蒸した黒豆を酒に1~2カ月漬け込んだものは江戸時代、冷え性や低血圧症の民間薬として重宝されました。

「まめ(健康)に暮らせるように」という願いから、正月の祝膳には黒豆の煮締めやみつ煮がつきものです。

 

 

 

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