動脈硬化予防や血栓予防に効果的な鰤(ブリ)

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注目の成分

鉄、DHA、EPA、タウリン

ブリ(鰤)に期待される効能

滋養強壮、動脈硬化予防、血栓症の予防、健脳効果、食欲増進

美味しい時期は11月~3月です。

血行を促進し、滋養強壮効果に期待できるブリ

ブリはタンパク質や脂質が豊富です。脂質に含まれるDHAやEPAは酸化しやすい特徴がありますが、酸化を防ぐビタミンEが多く含まれています。

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるので骨粗鬆症予防に期待でき、豊富な鉄分は貧血の対策に有効です。

エネルギー代謝を促進するビタミンB1・B2も含まれており、身の赤黒い血合いの部分には肝機能強化に効果的なタウリンが豊富に含まれています。

血中コレステロール値を下げ、肝臓を強化するほか、老化予防や美肌効果、視力の低下も防いでくれます。

ブリは、グツグツ長く煮ると柔らかくなって頭も骨も食べられる滋養強壮食品となるので、昔から珍重されてきました。

ブリの抗酸化作用

ブリに豊富に含まれている脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)は、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アレルギー疾患の予防に効果に期待できます。

動物実験では、DHAには大腸ガン、乳ガン、子宮頸ガンを抑制する効果があることが確認されています。

EPA(エイコサペンタエン酸)もDHAと同じような働きをすることで知られています。

EPAには血液中の脂質の濃度を下げて血液を流れやすくしたり、脳を活性化させたりします。動脈硬化を抑制するので、免疫力を高め、ガン予防にも期待されています。

レチノールは、皮膚や粘膜を丈夫にし、眼精疲労を緩和して、免疫力の向上や抗ガン効果に期待できます。

DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸の一種は体内でつくることができないので、魚の脂肪分から摂取するのが効率的です。

アジ科 ブリの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

ブリ 生 ブリ 焼き ハマチ 刺身
食物繊維 0 0 0
カリウム 380mg 440mg 390mg
カルシウム 5mg 6mg 5mg
βカロテン 0 0 0
レチノール 50μg 42μg 41μg
ビタミンD 8.0μg 5.4μg 4.4μg
ビタミンE 2.0mg 2.1mg 5.5mg
ビタミンK 0 0 0
ビタミンB2 0.36mg 0.39mg 0.23mg
ビタミンC 2mg 2mg 3mg
DHA 1700mg 1900mg 830mg
EPA(IPA) 940mg 1000mg 390mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

北海道から沖縄までの各地の沿岸で捕れる回遊魚で、サイズにより各地で呼び名が異なります。

最近では、養殖のブリが「ハマチ」として流通しています。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性 30歳~49歳 女性
推奨量 耐用上限量 推奨量 耐用上限量
食物繊維 20g以上 – 18g以上 –
カリウム 3000mg – 2600mg –
カルシウム 650mg 2500mg 650mg 2500mg
ビタミンA 900μg 2700μg 700μg 2700μg
ビタミンD 5.5μg 100μg 5.5μg 100μg
ビタミンE 6.5mg 900mg 6.0mg 900mg
ビタミンK 150μg – 150μg –
ビタミンB2 1.6mg – 1.2mg –
ビタミンC 100mg – 100mg –

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。

出世魚ブリの呼び名

ブリは成長に伴い大きさによって呼び名が変化する出世魚です。

ブリの本格的な養殖が始まったのは1900年代半ばですが、関西地方でのブリのサイズの呼び名が「ハマチ」で、この名前で出荷していた事から、養殖魚は「ハマチ」と呼ばれるようになりました。

大まかに分類した呼び方です。地域別では大きさ別にさらに呼び方が分類されています。

西日本 東日本 北陸地方
~ 100cm ~ ブリ ブリ ブリ
~ 60cm ~ メジロ ワラサ ガンド
~ 40cm ~ ハマチ・メジロ イナダ フクラギ
~ 20cm ~ ツバス  ワカシ コズクラ
日本で生産される約4分の3は養殖といわれていす。

美味しいブリの見分け方

身が引き締まり、黄色いスジがハッキリとしているもの。

尾ビレは大きくて張りのあるもの。

切り身の場合は血合いの色が鮮やかで張りがあるもの。

一般的に太平洋沿岸より日本海のブリのほうが美味で、特に富山県の氷見港のブリは「能登寒ブリ」と言われ有名です。

食べ合わせによる相乗効果

ブリ+ネギ:動脈硬化予防、心筋梗塞予防

ブリ+くるみ:老化防止、動脈硬化予防、

ブリ+ローズマリー:血行促進

薬物書等でのブリの評価

江戸時代の薬物書【本朝食艦(ほんちょうしょっかん)】には「ブリは気血を潤し、健やかに肥らせる」と記され、元気がなく痩せて体力がない人や、貧血気味の人を健康にして太らせる魚として食されてきました。

中医薬学では「血を潤して滞りを破る」といわれ、血液をサラサラにしてお血を取り除くとされます。

胃が丈夫でない人にとっては胃の負担となるので、食べ過ぎに気を付ける必要があります。

 

 

 

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