肝臓の解毒作用や貧血予防に浅利(アサリ)

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注目の成分

鉄、ビタミンB12、タウリン

浅利(アサリ)に期待される効能

強肝作用、貧血改善、骨粗鬆症予防

シーズンは4~5月と10~11月です。

肝機能を強化してくれる成分が豊富なアサリ

アサリには、強肝作用のタウリンやビタミンB2、強精作用の亜鉛など種々の栄養素を含んでいます。

血液をつくる鉄やビタミンB12を豊富に含むので、貧血の予防に有効です。

ビタミンB12には、肝機能を強化するはたらきがあるので飲酒時に一緒に食べる事で、二日酔いを防止する効果も期待できます。

血液サラサラ効果もあり、骨を丈夫にするカルシウムも含んでいるので、骨粗鬆症予防にも期待できます。

良質なタンパク質を多く含み、アミノ酸のタウリンは血中の悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化予防に役立ちます。

体の余分な熱を冷まして、むくみや体の重だるさを解消し、吐き気、痰のからむ咳、必要以上に汗をかく症状や喉の渇きにも効果的です。

疲労回復や胃酸を中和して胃の痛みを和らげる効果もあり、血を補って精神を安定させてくれるのでイライラ解消にも役立ちます。

アサリは低脂肪、低カロリーにもかかわらず栄養豊富なので、肥満や生活習慣病に悩む人の栄養補給として最適です。

 

マルスダレガイ科 アサリの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

アサリ 生アサリ つくだ煮アサリ 缶詰水煮
食物繊維000
カリウム140mg270mg9mg
カルシウム66mg260mg110mg
βカロテン22μg200μg35μg
レチノール4μg43μg6μg
ビタミンD000
ビタミンE0.4mg1.4mg2.7mg
ビタミンKTr4μg3μg
ビタミンB20.16mg0.18mg0.09mg
ビタミンC1mg00
DHA18mg130mg85mg
EPA(IPA)6mg170mg79mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。

6~9月の産卵期は食中毒を起こしやすいので食べないほうが良いとされています。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性30歳~49歳 女性
推奨量耐用上限量推奨量耐用上限量
食物繊維20g以上18g以上
カリウム3000mg以上2600mg以上
カルシウム650mg2500mg650mg2500mg
ビタミンA900μg2700μg700μg2700μg
ビタミンD5.5μg100μg5.5μg100μg
ビタミンE6.5mg900mg6.0mg900mg
ビタミンK150μg150μg
ビタミンB21.6mg1.2mg
ビタミンC100mg100mg

 

食べ合わせによる相乗効果

アサリ+大根:滋養強壮

アサリ+ブロッコリー:貧血予防

アサリ+小松菜+シメジ:イライラ解消

アサリ+味噌:疲労回復

アサリには貧血防止に役立つ鉄やビタミンB12が含まれており、ブロッコリーなどの鉄の吸収を助ける働きのあるビタミンCを多く含む食材と食べると効果的です。

 

調理のコツ

調理の際にタウリンやグリシンなどのうま味成分が流出するので煮汁まで食べられる調理法にすると栄養分を逃がさず摂取できます。

加熱しすぎると硬くなるので注意が必要です。

 

アサリの殻の薬効

アサリの殻を粉にした生薬には、体の余分な水分の流れを促進し、むくみや消化不良を解消する効果があります。

殻は「ゴウフリン」という漢方の生薬として使用されています。

 

砂抜きの方法

ボウルに海水濃度と同じ3%程のひたひたの食塩水(水5カップに塩大さじ1)に浸け、新聞紙などをかぶせて暗くし、常温で3~5時間ほどおいて砂を吐かせます。

近年では砂抜きされて売られているものも多くなっています。

 

浅利(アサリ)語源

アサリは浅い場所にいる浅貝の意味で、「あ」は浅い、「さり」は砂利で砂地にいることから「浅利」とよばれるようになったという説があります。

又、海辺で手軽に獲れるので「漁る(あさる)」から「アサリ」に転訛したともいわれています。

 

 

 

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