注目の成分
鉄、ビタミンB12、タウリン
ホタテガイに期待される効能
貧血予防、口内炎予防、コレステロール値低下、疲労回復
低カロリーで脂肪の代謝を促進するホタテガイ
ビタミンB2には、粘膜を強くしたりタンパク質や脂肪の代謝を促す効果があります。
タウリンにはコレステロール低下作用があり動脈硬化の予防ができ、高血圧、脳卒中、心臓病、肝臓病などの解消にも効果的です。
鉄やビタミンB12など、貧血予防に働く栄養素も豊富に含まれています。
豊富に含まれる亜鉛には細胞や組織の代謝を活発にして、抜け毛や肌荒れを防ぐ効果に期待できます。
疲労回復や老化予防に効果的な食材で、胃腸の働きを高めるので、食欲不振や消化不良、けん怠感の改善にも有効で、イライラやストレス、めまい、のぼせの緩和にもお勧めです。
イタヤガイ科 帆立貝(ホタテガイ)の栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
生 | 水煮 | 貝柱 生 | 貝柱 水煮缶詰 | |
食物繊維 | 0 | 0 | 0 | 0 |
カリウム | 310mg | 330mg | 380mg | 250mg |
カルシウム | 22mg | 24mg | 7mg | 50mg |
βカロテン | 150μg | 230μg | 0 | Tr |
レチノール | 23μg | 34μg | 1μg | Tr |
ビタミンD | 0 | 0 | 0 | 0 |
ビタミンE | 0.9mg | 1.7mg | 0.8mg | 1.1mg |
ビタミンK | 1μg | 2μg | 0 | 0 |
ビタミンB2 | 0.29mg | 0.29mg | 0.06mg | 0.05mg |
ビタミンC | 3mg | 2mg | 2mg | 0 |
DHA | 21mg | 45mg | 23mg | 37mg |
EPA(IPA) | 82mg | 170mg | 24mg | 43mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。
日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)
30歳~49歳 男性 | 30歳~49歳 女性 | |||
推奨量 | 耐用上限量 | 推奨量 | 耐用上限量 | |
食物繊維 | 20g以上 | – | 18g以上 | – |
カリウム | 3000mg以上 | – | 2600mg以上 | – |
カルシウム | 650mg | 2500mg | 650mg | 2500mg |
ビタミンA | 900μg | 2700μg | 700μg | 2700μg |
ビタミンD | 5.5μg | 100μg | 5.5μg | 100μg |
ビタミンE | 6.5mg | 900mg | 6.0mg | 900mg |
ビタミンK | 150μg | – | 150μg | – |
ビタミンB2 | 1.6mg | – | 1.2mg | – |
ビタミンC | 100mg | – | 100mg | – |
ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。
DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。
食べ合わせによる相乗効果
ホタテガイ+ゴマ:保湿、アンチエイジング
ホタテガイ+トマト:動脈硬化予防
ホタテガイに含まれるタウリンのコレステロール低下作用と、トマトに含まれるビタミンCの抗酸化作用を組み合わせることで、動脈硬化予防が向上します。
保存方法
むき身は酒をふり、密閉容器に入れて冷蔵します。
貝柱の冷凍製品
生と食べ比べると味は多少落ちますが、貝柱は冷凍してもあまり劣化しません。
冷凍ものは自宅で保存でき、解凍も簡単なので便利です。
解凍方法
キッチンペーパーを敷いたお皿に並べ、ラップをかけて冷蔵庫で自然解凍します。
密閉袋に冷凍貝柱を入れてからボウルに入れ、上から流水をかけて解凍する方法もあります。
コメント