美肌効果や胃腸が弱い人の栄養補給に最適なヒラメ(鮃)

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注目の成分

コラーゲン、カリウム、タウリン、ナイアシン

ヒラメ(鮃)に期待される効能

骨粗鬆症予防、美肌効果、高血圧予防、疲労回復、動脈硬化予防

美味しい時期は10月~4月です。

動脈硬化予防や健康な肌をつくるヒラメ

ヒラメの肉は消化がよく、高タンパク、低脂肪、低カロリーで、ビタミンB1・B2も多く含むので、病人や高齢者、胃腸の弱い人の栄養補給には最適の魚です。

カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれているので骨歯の強化や骨粗鬆症の予防や改善に効果的です。

タウリンは動脈硬化の予防に効果的とされ、グルタミン酸はうま味を感じさせます。

縁側の肉は結合繊維の主成分であるコラーゲンを多く含んでいるので、美肌効果など肌の健康維持には抜群です。

ひれ部分は、コンドロイチンを多く含み、細胞に保水力や弾力性を与えます。

気を補って消化吸収を高める作用があり、疲労や食欲不振、息切れの改善に効果があります。

ヒラメ科 ヒラメの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

ヒラメ 天然 生ヒラメ 養殖 生ヒラメ 養殖 刺身
食物繊維000
カリウム440mg440mg470mg
カルシウム22mg30mg8mg
βカロテン000
レチノール12μg19μg9μg
ビタミンD3.0μg1.9μg2.3μg
ビタミンE0.6mg1.6mg1.6mg
ビタミンK000
ビタミンB20.11mg0.34mg0.07mg
ビタミンC3mg5mg10mg
DHA290mg520mg330mg
EPA(IPA)120mg170mg100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

IPA(イコサペンタエン酸)はエイコサペンタエン酸とも呼ばれ、EPAの略称が用いられます。

天然物は漁獲量が少なく、透き通った身の美しさは比類がなく「タイやヒラメの舞い踊り」などと、日本を代表する高級食材として古くからもてはやされてきました。
成長が早いため養殖も盛んです。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性30歳~49歳 女性
推奨量耐用上限量推奨量耐用上限量
食物繊維20g以上18g以上
カリウム3000以上2600以上
カルシウム650mg2500mg650mg2500mg
ビタミンA900μg2700μg700μg2700μg
ビタミンD5.5μg100μg5.5μg100μg
ビタミンE6.5mg900mg6.0mg900mg
ビタミンK150μg150μg
ビタミンB21.6mg1.2mg
ビタミンC100mg100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。

 

食べ合わせによる相乗効果

ヒラメ+山芋:消化吸収、疲労回復

ヒラメ+ホタテ:美肌効果、食欲増進

ヒラメ+ニンジン:動脈硬化予防

動脈硬化を予防するには、血管をしなやかにするタンパク質に加えて、抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンCなどを摂ると効果的です。

ヒラメの特徴

冬場の昼間には海底を徘徊して餌の小魚を食べているので、身が締まり脂が乗って美味しさが最高になるため、「寒ビラメ」と称され、その身はフグに似た味がします。

天然ものの裏は真っ白ですが、養殖ものはパピロームと呼ばれる黒い部分がまざりまだらになっています。

うま味の成分イノシン酸が豊富なため、白身でも味にコクがあるのが特徴です。

目の位置について

ヒラメの目は左側についており、表側が左で裏側が右になります。

幼魚の時は普通の魚のようですが、成長に伴い右目が上に移動します。体長13~14cmほどで完全に右目が左側に移動します。

ヒラメが海底にすみ、両目が表面に出ていたほうが有利なために起こった変化といわれています。

ヒラメとカレイの違いは頭の向きで、「左ヒラメの右カレイ」と覚えるのが簡単です。

 

 

 

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