注目の成分
セレン、ビタミンD、ビオチン
カレイ(鰈)に期待される効能
美肌効果、肝機能強化、動脈硬化予防、視力維持、疲労回復、成人病予防
マコガレイ、マガレイの美味しい時期は5月~10月です。
ムシガレイの美味しい時期は11月~3月です。
肝機能強化やダイエット食としても期待されるカレイ
カレイは高タンパク、低カロリーの健康食品です。
縁側と呼ばれるヒレの付け根の肉の味は特に旨く、美肌効果のあるコラーゲンやコレステロールを下げるタウリンが多く含まれています。
脂質には脳の活性化に優れたDHAや動脈硬化予防のEPAを多く含んでいます。
ビタミンB1・B2・Dや含硫アミノ酸のタウリンが多く含まれているので、疲労回復や肝機能強化に役立ちます。
豊富なビタミンDは、カルシウムやリンの吸収に必要なタンパク質の合成をさかんにして、体内でカルシウムの吸収を助けてくれるほか、血中のカルシウムバランスも整えてくれます。
小さいカレイなどは、から揚げにして丸ごと食べるとカルシウムの補強に効果的です。
カレイ科 カレイの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
真子鰈 生 | 真子鰈 焼き | 真鰈 生 | 真鰈 焼き | |
食物繊維 | 0 | 0 | 0 | 0 |
カリウム | 320mg | 490mg | 330mg | 370mg |
カルシウム | 46mg | 75mg | 43mg | 70mg |
βカロテン | 4μg | 2μg | 0 | 0 |
レチノール | 6μg | 6μg | 5μg | 7μg |
ビタミンD | 6.7μg | 9.2μg | 13.0μg | 17.5μg |
ビタミンE | 1.5mg | 2.1mg | 1.5mg | 2.5mg |
ビタミンK | 0 | 1μg | 0 | 0 |
ビタミンB2 | 0.32mg | 0.44mg | 0.35mg | 0.41mg |
ビタミンC | 1mg | 1mg | 1mg | 1mg |
DHA | 110mg | 180mg | 72mg | 66mg |
EPA(IPA) | 200mg | 310mg | 100mg | 98mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
カレイ類は全世界で約100種以上知られており、日本の周辺海域では約40種が分布しています。
南方系のマコガレイ(真子鰈)、メイタガレイ、ムシガレイ、北方系のマガレイ(真鰈)、オヒョウ、アカガレイなどが有名です。
カレイのサイズは30cm~50cm位のものが主流ですが、オヒョウは2mにも達するほど大きくなります。
日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)
30歳~49歳 男性 | 30歳~49歳 女性 | |||
推奨量 | 耐用上限量 | 推奨量 | 耐用上限量 | |
食物繊維 | 20g以上 | – | 18g以上 | – |
カリウム | 3000以上 | – | 2600以上 | – |
カルシウム | 650mg | 2500mg | 650mg | 2500mg |
ビタミンA | 900μg | 2700μg | 700μg | 2700μg |
ビタミンD | 5.5μg | 100μg | 5.5μg | 100μg |
ビタミンE | 6.5mg | 900mg | 6.0mg | 900mg |
ビタミンK | 150μg | – | 150μg | – |
ビタミンB2 | 1.6mg | – | 1.2mg | – |
ビタミンC | 100mg | – | 100mg | – |
ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。
DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。
食べ合わせによる相乗効果
カレイ+シイタケ:動脈硬化予防
カレイ+小松菜:ストレス緩和
カレイ+ピーマン:細胞を丈夫にする効果
カレイは火を入れると肉質が柔らかくなります。
煮つけにするとコラーゲンがゼラチンになって出てくるため、効率よくコラーゲンを摂取することができます。
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