病気に対する抵抗力をつける栄養価の高い鯛(タイ)

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注目の成分

アスタキサンチン、タウリン、コラーゲン

鯛(タイ)に期待される効能

疲労回復、美肌維持、成人病予防、動脈硬化予防、高血圧予防

美味しい時期は12月~7月です。

体力回復や貧血、美肌効果に期待できるタイ

タイはタンパク質が多く低脂肪で消化吸収がよいので、高齢者や病人、糖尿病、肥満、高血圧や血栓症などの生活習慣病を持つ人の栄養源として最適です。

身の部分にはアミノ酸のタウリンを豊富に含んでおり、ガンの転移の防止、胆石生成の抑制、血中コレステロール低下、強心作用、アルコールの解毒、血圧の正常化、精力の増進に役立ちます。

目玉部分のゼラチン質はコラーゲンを含み、肌の健康を保つのに役立ちます。

良質なタンパク質やミネラル、ビタミンが豊富で、特に多く含まれるビタミンDには、カルシウムの吸収を助ける効果があります。

胃腸の働きを高めて水分の代謝を促し、むくみや下痢の改善にも期待できます。

タイのガン予防効果

タイに豊富に含まれている脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)には、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アレルギー疾患の予防に効果があると考えられています。

動物実験では、DHAには大腸ガン、乳ガン、子宮頸ガンを抑制する効果があることが確認されています。

EPA(エイコサペンタエン酸)もDHAと同じような働きをすることで知られています。

EPAには血液中の脂質の濃度を下げて血液を流れやすくしたり、脳を活性化させたりします。動脈硬化を抑制するので、免疫力を高め、ガン予防にも期待されています。

タイの赤い色はアスタキサンチンの色素に由来しており、抗酸化作用が非常に高く、その力はビタミンEの約1000倍といわれています。活性酸素を無毒化する力が非常に強く、ガン予防に期待されます。

DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸の一種は体内でつくることができないので、魚の脂肪分から摂取するのが効率的です。

スズキ目タイ科マダイ属 マダイの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

皮なし 刺身皮つき 水煮皮つき 焼き
食物繊維000
カリウム490mg440mg500mg
カルシウム7mg20mg24mg
βカロテン000
レチノール10μg10μg17μg
ビタミンD4.5μg4.7μg5.6μg
ビタミンE2.6mg3.4mg4.6mg
ビタミンK000
ビタミンB20.08mg0.07mg0.09mg
ビタミンC3mg2mg3mg
DHA500mg990mg990mg
EPA(IPA)240mg670mg670mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

IPA(イコサペンタエン酸)はエイコサペンタエン酸とも呼ばれ、EPAの略称が用いられます。

名前にタイとつく魚は数種類いますが、一般的には、タイといえば、「マダイ」を意味します。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性30歳~49歳 女性
推奨量耐用上限量推奨量耐用上限量
食物繊維20g以上18g以上
カリウム3000以上2600以上
カルシウム650mg2500mg650mg2500mg
ビタミンA900μg2700μg700μg2700μg
ビタミンD5.5μg100μg5.5μg100μg
ビタミンE6.5mg900mg6.0mg900mg
ビタミンK150μg150μg
ビタミンB21.6mg1.2mg
ビタミンC100mg100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。

 

食べ合わせによる相乗効果

タイ+パプリカ:免疫力増強

タイ+菜花:ストレス緩和

タイ+しめじ:動脈硬化予防

タイ+黒豆:むくみ解消

タイ+さといも:疲労回復

「腐ってもタイ」と言われるように、鮮度が落ちても味は落ちにくいという特徴があります。

タイの頭

タイ頭のすまし汁である「うしお汁」は、昔から産婦の乳の出をよくすることが知られていますが、ビタミンB2やゼラチン質の補給、冷え性の改善にも期待できます。

頭の部分にはDHAやIPAなどの不飽和脂肪酸が多く含まれています。

オスの頭部は張り出し部分があり、メスの頭部は丸みを帯びています。

 

 

 

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