疲労回復や高血圧予防に期待できるカンパチ

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DHA・EPAなどの成分の他に、野菜と同じように魚介類も体を健康にする成分に違いがあります。

注目の成分

カリウム、DHA、EPA

カンパチ(間八)に期待される効能

疲労回復、高血圧予防、貧血予防、ガン予防

大きさは約100cmほどで、美味しい時期は7月~9月です。

低脂質で高タンパクで貧血予防にも役立つカンパチ

豊富なタンパク質が体力の増強や疲労回復を助けます。脂質も少ないので、ダイエット中のスタミナ源にも適しています。

ビタミンB12は赤血球の生成を助け貧血を予防し、血圧を上げるナトリウムが少なく血圧を下げるカリウムが多いので、高血圧の予防に期待できます。

 

DHA・EPAのガン予防効果

魚などに含まれる優れた脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)には、ガン、脳卒中、心筋梗塞、アレルギー疾患の予防に効果があると考えられています。

脂肪酸から体内でつくられるプロスタグランディンE2は炎症やガンを発生させてガンを促進します。DHAはプロスタグランディンE2を合成する酵素を抑えて、ガンを予防しアレルギー疾患も抑える効果に期待されています。

動物実験では、DHAには大腸ガン、乳ガン、子宮頸ガンを抑制する効果があることが確認されています。

EPA(エイコサペンタエン酸)もDHAと同じような働きをすることで知られています。

EPAには血液中の脂質の濃度を下げて血液を流れやすくしたり、脳を活性化させたりします。動脈硬化を抑制するので、免疫力を高め、ガン予防にも期待されています。

EPAやDHAは、魚を焼く、煮る場合は約2割減少し、揚げた場合だと6~7割減と、調理によっていちじるしく損なわれるので、魚は刺身などの生で食べるのがお勧めです。

ブリ科 カンパチの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

 カンパチ 生
 食物繊維  0
 カリウム  490mg
 カルシウム  15mg
 βカロテン  0
 レチノール  4μg
 ビタミンD  4μg
 ビタミンE  0.9mg
 ビタミンK  0
 ビタミンB2  0.16mg
ビタミンC Tr
DHA 730mg
EPA(IPA) 190mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。

IPA(イコサペンタエン酸)はエイコサペンタエン酸とも呼ばれ、EPAの略称が用いられます。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性 30歳~49歳 女性
推奨量 耐用上限量 推奨量 耐用上限量
食物繊維 20g以上 18g以上
カリウム 3000以上 2600以上
カルシウム 650mg 2500mg 650mg 2500mg
ビタミンA 900μg 2700μg 700μg 2700μg
ビタミンD 5.5μg 100μg 5.5μg 100μg
ビタミンE 6.5mg 900mg 6.0mg 900mg
ビタミンK 150μg 150μg
ビタミンB2 1.6mg 1.2mg
ビタミンC 100mg 100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

DHA・EPAの理想的な摂取量は、1日1g以上摂取することが望ましいとされます。

 

食べ合わせによる相乗効果

カンパチ+大根:動脈硬化予防

刺身にするなら脂質の少ない天然のものか、3kg程度までの中型のものが適しています。

美味しい食べ方

小ぶりでも脂がのっていておいしく、特に天然ものは身がしまって歯ごたえがよく刺身などの生で食べるのがもっとも美味しいとされます。

刺身にしてこれほど旨みを発揮する魚もめずらしく、いまや高級寿司店の顔のネタのひとつに数えられるまでになっています。

カンパチの特徴

ブリ科の魚の中で一番大きいのがカンパチで、大きいものは体長1.5mほどになりますが、大型のものは脂が多いので、2~3kg程度のものが美味しいといわれます。

体の両側に黄色い線があり、正面から見るとこの線が八の字に見えることから、「カンパチ」と呼ばれるようになりました。

古くから値の張るもので、庶民にはなかなか手の届かない魚でした。

 

 

 

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