風邪予防や疲労回復に効果的な香酸柑橘のスダチ

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注目の成分

カリウム、βカロテン、ビタミンC、クエン酸

酢橘(スダチ)に期待される効能

疲労回復、風邪予防

美味しい時期は7月~10月です。

酸っぱさと香りが食欲増進に効果的なスダチ

有機酸の一種で、糖のエネルギー代謝に非常に重要なクエン酸を豊富に含んでおり、日焼けを防ぐ効果や疲労回復効果、風邪予防に期待できます。

カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、ミネラルバランスを正常にしてがん化の予防や改善に効果があります。

ビタミンCには、皮膚や粘膜の成分となるコラーゲンの合成を促し、免疫力を高めます。解毒作用や強い抗酸化作用があるので、活性酸素を無害化してガン予防に期待できます。

 

ミカン科カンキツ属 スダチの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

スダチ 果皮 生スダチ 果汁 生
食物繊維10.1g0.1g
カリウム290mg140mg
カルシウム150mg16mg
βカロテン520μgTr
ビタミンE5.7mg0.3mg
ビタミンK00
ビタミンB20.09mg0.02mg
ビタミンC110mg40mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。

徳島県特産で県のマスコットにもなっています。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性30歳~49歳 女性
推奨量耐用上限量推奨量耐用上限量
食物繊維20g以上18g以上
カリウム3000以上2600以上
カルシウム650mg2500mg650mg2500mg
ビタミンA900μg2700μg700μg2700μg
ビタミンE6.5mg900mg6.0mg900mg
ビタミンK150μg150μg
ビタミンB21.6mg1.2mg
ビタミンC100mg100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜や果物などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

保存方法

ラップに包み冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

下準備

皮ごとしぼって利用することが多いですが、皮の汚れが気になる場合は、熱湯に30秒程度浸けると表面の汚れが浮き出て簡単に落とせます。浸したら、すぐに冷水にとります。

 

香酸柑橘

薬味や風味づけに利用するものを、香酸柑橘類と呼びます。

日本の香酸柑橘は40種ほどありますが、スダチ、カボス、ユズの3つで国内生産量の約8割を占めています。

スダチ(酢橘)

徳島県の特産でユズの近緑種で、旬は7月~10月で、果重は30~40gと小粒です。

焼きマツタケや焼き魚には欠かせなく、皮が柔らかく食べられるので、皮ごとスライスして料理のアクセントとして利用されます。利用するのは緑色の未熟果でさわやかな酸味があります。

 

カボス(香母酢)

大分県の特産で、旬は8月~10月で、スダチより大きく酸味も強い。

魚料理との相性がよく、熟すと黄色くなるが、青いうちのほうが香りが強い。酸味が強いが甘みも多少あり、鍋物やふぐ料理の香りづけに最適です。

 

ユズ(柚子)

旬は11月~12月で、一般的な黄柚子は秋から、未熟果の青柚子は夏に出回ります。

果汁は日本料理の風味づけに、皮も生や乾燥で柚子胡椒やゆず湯など幅広い用途に使用されます。

 

 

 

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