ガンを抑制して栄養価の高い海の野菜の昆布(コンブ)

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注目の成分

カリウム、アルギン酸、フコイダン、フコキサンチン

昆布(コンブ)に期待される効能

ガン予防、高血圧予防、コレステロール低下、生活習慣病予防、便秘予防、新陳代謝の促進

美味しい時期は7月~10月です。

肝機能を高めむくみを改善するコンブ

コンブは「海の野菜」と称されるほどビタミンやミネラルが豊富で、低カロリーで食物繊維を多く含みダイエット食として優れています。

カリウムには、血圧低下に効果的なはたらきがあります。豊富なカルシウムには骨粗鬆症予防にも期待できます。

海藻類にしか含まれないヨウ素はコンブにもっとも多く含まれ、甲状腺ホルモン機能を調整し、新陳代謝をよくしたり、子供の発育を促進する働きがあります。

黒髪を保つのに欠かせないヨードが豊富に含まれています。ヨードには、血管に活力を与え、毛細血管を刺激し、毛髪の根元にまで十分な栄養が行き渡るようにします。

コンブのぬめりの中には、コンドロイチンという成分も含まれ、髪にツヤと張りを与えます。

コンブの抗ガン作用

海藻類の多く含まれているフコイダンには、NK細胞を活性化する働きがあり免疫力を高め、ガン細胞を死滅させる働きや増殖を防ぐ効果に期待できます。

水に浸すと出るぬめり成分のアルギン酸は抗ガン作用やコレステロール値の低下、生活習慣病の予防に役立ちます。

海藻類の黒い色のもととなる色素成分のフコキサンチンには強力な発ガン抑制効果に期待できます。

コンブに豊富に含まれているカリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、ミネラルバランスを正常にしてガン化の予防や改善に効果があります。

海藻には、タバコのタールによって傷ついた肺の粘膜を保護・再生する働きがあるとされています。

コンブ科 コンブの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

真昆布 素干し 日高昆布 素干し 塩昆布
食物繊維 27.1g 34.8g 13.1g
カリウム 6100mg 3200mg 1800mg
カルシウム 710mg 560mg 280mg
βカロテン 1100μg 2700μg 390μg
レチノール 95μg 230μg 33μg
ビタミンD 0 0 0
ビタミンE 0.9mg 1.3mg 0.4mg
ビタミンK 90μg 270μg 74μg
ビタミンB2 0.37mg 0.60mg 0.23mg
ビタミンC 25mg 10mg 0
DHA 0 0
EPA(IPA) 46mg 72mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

真昆布(マコンブ)

高級コンブのひとつで、だしにも使え、佃煮、昆布巻き、おぼろコンブなどにも利用します。

結納や正月飾りにも使われます。

日高昆布(ヒダカコンブ)

標準和名:ミツイシコンブ

値段の安さからもっとも庶民的なコンブです。

クセがなく、いいだしが取れるうえ、コンブ自体もやわらかく、煮てもおいしい。

「喜ぶ」にかけた縁起物で、多くの薬効があることから古くから薬として珍重されてきました。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性 30歳~49歳 女性
推奨量 耐用上限量 推奨量 耐用上限量
食物繊維 20g以上 18g以上
カリウム 3000mg以上 2600mg以上
カルシウム 650mg 2500mg 650mg 2500mg
ビタミンA 900μg 2700μg 700μg 2700μg
ビタミンD 5.5μg 100μg 5.5μg 100μg
ビタミンE 6.5mg 900mg 6.0mg 900mg
ビタミンK 150μg 150μg
ビタミンB2 1.6mg 1.2mg
ビタミンC 100mg 100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

秦の始皇帝が、日本に使者を遣わして手にいれようとした不老長寿の妙薬も、コンブであったといわれています。

食べ合わせによる相乗効果

コンブ+キクラゲ:デトックス効果、動脈硬化予防

コンブ+トウモロコシ:利尿作用

コンブ+大豆:動脈硬化予防

コンブに含まれているカリウムやアルギン酸には血圧を下げる効果があるので、血管をしなやかにするタンパク質を含んだ大豆などの食材と一緒に摂取することで、動脈硬化の予防に期待できます。

コンブだしの取り方

うま味成分であるグルタミン酸は水に溶けやすいので、水で洗わずに、固くしぼったぬれぶきんなどで表面の汚れを落とす程度にふきます。

水から煮出し、沸騰する直前にコンブを取り出します。これで充分うま味成分が出ており、煮すぎると、ぬめりや苦みのもとになります。

コンブの表面に見える白っぽい粉がうまみ成分です。

だしを取った後のコンブの利用方法

出汁をとったあとのコンブは、千切りにして炊き込みご飯として利用すると、デトックスご飯が出来上がります。

ゴマ油をぬって、塩で少々味付けして、最初ははじける可能性があるのでキッチンペーパーを被せて電子レンジで30秒ずつ様子をみながら乾燥させます。表面が乾燥しボコボコになったらコンブチップスが出来上がります。

過剰摂取の注意事項

コンブの過剰摂取は、甲状腺の機能低下などの疾患を招く可能性があります。

とくに妊婦や授乳婦は過食すると、胎児や乳児の甲状腺に障害を引き起こす可能性があるので注意が必要といわれています。

体を冷やす性質の食材なので、体力のない人冷え性の人、便のやわらかい人なども過食を控えましょう。

体を温める性質の食材と組み合わせて食べるとよいでしょう。

 

 

 

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