喉の炎症緩和や美肌効果も期待できるカリン

注目の成分

クエン酸、サポニン、タンニン

カリン(花梨)に期待される効能

せき・痰・喉の痛み・ぜん息の緩和、疲労回復

美味しい時期は10月~11月です。

風邪の引き始めや疲労回復に役立つカリン

カリンには実に含まれるタンニンという成分と、種に含まれるアミグダリンという成分に、炎症をしずめる作用があるので、喉の痛みをやわらげたり、咳をしずめる効果に期待できます。

肺を潤す作用もあるので、ぜん息の改善にも有効で、古くからメイサという生薬としても利用されています。

実に含まれているリンゴ酸やクエン酸の成分には、鉄分の吸収を高める働きがあり、貧血の予防や疲労回復に役立ちます。

肌を丈夫にしてくれるカロテンやむくみ解消に効果的なカリウム、美肌に欠かせないビタミンCやビタミンEも含まれています。

油脂を溶かす性質から脂肪やコレステロールを取り除く働きがあるサポニンも含まれており、抗酸化作用も認められています。

カリンの実は石細胞といわれるようにとても固く、生だと酸味と渋みが強いので、お酒やハチミツなどに漬けて溶け出したエキスを用いるのが一般的です。

胃腸の働きを活発にする作用や肝臓の強化、動脈硬化予防にも役立ちます。

 

バラ科ボケ属 カリン(花梨)の栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

カリン 生1日の食事で必要な推奨量
男性30~49歳女性30~49歳
食物繊維8.9g20g以上18g以上
カリウム270mg3000mg以上2600mg以上
カルシウム12mg650mg650mg
βカロテン140μg900μg700μg
レチノール11μg
ビタミンD05.5μg5.5μg
ビタミンE0.6mg6.5mg6.0mg
ビタミンK0150μg150μg
ビタミンB20.03mg1.6mg1.2mg
ビタミンB1202.4μg2.4μg
葉酸12μg240μg240μg
ビタミンC25mg100mg100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

選ぶポイントは表面にツヤとハリがあり、傷がなく、香りが強いものが良質とされています。

 

保存方法

熟すまで常温で保存します。

熟すと表面に油分がしみ出て、黄色みと香りが強くなるので、冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

食べ合わせによる相乗効果

カリン+焼酎:ストレスの緩和

カリン+リンゴ:二日酔いの解消

 

食べる前の下準備方法

充分に色づいていないようなら、数日間常温で保存して、香りが強くなり表面に油が吹いてきたら利用します。

果皮にはベタツキがあるので、よく洗い、皮つきのまま輪切りします。

カリン酒やハチミツ漬けを作る場合などは効能がある種も一緒に利用します。

 

カリンのハチミツ漬け

ハチミツ漬けは喉がいがらっぽい時や、咳が出るときに飲むと優れた効果があり、さかずきに1杯程度をそのまま飲むか、お湯で割って飲み、水や炭酸で割れば子供でも飲みやすくなります。

材料:カリン1個、ハチミツ500gで約23杯分できます。

1:カリンはさっと洗って皮をむき、種をつけたまま1~2cm程度の乱切りにします。

2:密閉ビンなどにカリンと種を入れてハチミツを注ぎ、冷暗所で保存します。

3:時々かき混ぜながら、1~2カ月くらいたったら種を取り除き、実はこして出来上がりです。

4:出来上がったものは冷蔵庫で保存します。

風邪の予防や引き始めの心強い味方となります。

 

カリン風呂の効果

カリンを種ごとまるのまま輪切りにして布袋に入れてお湯に浮かべます。

カリン風呂には美肌効果や新陳代謝を促す効果や、風邪を予防したり、疲労回復の効果も期待されます。

種の部分から肌に良いとろみが出るほか、よい香りを楽しめます。

 

 

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