注目の成分
乳酸菌、オリゴ糖、カルシウム
ヨーグルトに期待される効能
大腸ガン・胃ガン予防、便秘予防、骨や歯の強化、免疫力強化、コレステロール値低下
生活習慣病の予防や高い美容効果のあるヨーグルト
ヨーグルトは便秘や乾燥肌の改善、発熱やほてりなど体の余分な熱を取り除き、不眠の緩和にも効果的で、それ以外にもさまざま効果に期待できます。
大腸ガン予防
腸内には100兆個ともいわれる腸内細菌がおり、乳酸菌などの善玉菌とウェルシュ菌などの悪玉菌がが日々勢力争いをしています。
腸内に悪玉菌が増えすぎると大腸ガンを招きやすくなり、善玉菌が多くなると免疫力が高まりガンを予防します。
ヨーグルトの乳酸菌には有害物資の化学変化を促して、毒性を低下させる作用があるほか、有害物質と結合する性質や、腸の蠕動運動を高まる作用があり大腸ガンを予防します。
また、ヨーグルトには腸内の善玉菌のエサになるオリゴ糖が含まれています。
胃ガン予防
ヨーグルトの乳酸菌には胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ガンの原因になるピロリ菌の増殖も抑制することが分かっています。
骨粗しょう症予防
ヨーグルトに含まれている豊富なカルシウムは、豊富に含まれているマンガンや乳酸菌により吸収が促進されるので、骨や歯を強くして骨粗しょう症の予防や改善に効果的です。
コレステロール値低下
善玉菌のビフィズス菌には、コレステロールの吸収を抑え、コレステロールを減少させる効果があります。
老化予防
腸内の善玉菌を増やして腸内細菌のバランスを整えると老化予防に効果があると期待されています。
ヨーグルトの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
全脂無糖 | 低脂肪無糖 | 無脂肪無糖 | 脱脂加糖 | |
エネルギー | 62kcal | 45kcal | 42kcal | 67kcal |
タンパク質 | 3.6g | 3.7g | 4.0g | 4.3g |
食物繊維 | 0 | 0 | 0 | 0 |
カリウム | 170mg | 180mg | 180mg | 150mg |
カルシウム | 120mg | 130mg | 140mg | 120mg |
βカロテン | 3μg | 0 | 2μg | 0 |
レチノール | 33μg | 0 | 3μg | 0 |
ビタミンD | 0 | 0 | 0 | Tr |
ビタミンE | 0.1mg | 0 | 0 | Tr |
ビタミンK | 1μg | 0 | 0 | Tr |
ビタミンB2 | 0.14mg | 0.19mg | 0.17mg | 0.15mg |
ビタミンB12 | 0.1μg | 0.1μg | 0.2μg | 0.3μg |
ビタミンC | 1mg | 2mg | 1mg | Tr |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。
ヨーグルトの特徴
ヨーグルトは牛乳中のタンパク質、ビタミンA、ビタミンB2、カルシウム、マンガンなどのミネラルはそのまま含んでいます。
牛乳に乳酸菌を加え発酵させたものがヨーグルトで、タンパク質や脂質が乳酸菌によりアミノ酸やペプチドに分解され、より消化吸収しやすくなっています。
食べ合わせによる相乗効果
ヨーグルト+きな粉:疲労回復、夏バテ解消
ヨーグルト+抹茶:老化防止
ヨーグルト+柿:骨粗しょう症予防
料理で利用した場合の効果
調理して加熱した場合、ヨーグルトの乳酸菌は死んでしまいますが、死骸は食物繊維と同様の働きや、腸内のビフィズス菌を増やす助けをするので整腸作用が期待できます。
腸が元気に働くことによって、自律神経や免疫のバランスもよくなります。
効果的なヨーグルトの食べ方
ヨーグルトの乳酸菌は腸の中に定着するわけではない為、日常的に補給する必要があります。
胃酸が薄められている食後に100~400gを摂取することで効果を高めることに期待できます。
ヨーグルト100gを毎日食後に3回、1週間食べてもらい、その人たちの便中に発ガン物質が残っているかどうかを調査した結果、7~8割の人の便中の発ガン物質が減少していたという実験結果もあります。
注意事項
乳ガンや子宮ガンなどのリスクを上げるという指摘もありますので、大量に摂取するなどの食べ方は控えたほうがよさそうです。
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