日本へは薬として伝来した風邪の妙薬の金柑(キンカン)

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注目の成分

ビタミンC、ヘスペリジン

金柑(キンカン)に期待される効能

風邪予防、消化促進

美味しい時期は11月~3月です。

毛細血管を強化して、二日酔いを解消するキンカン

皮の部分に多くの薬効成分があり、喉の痛みや咳止め、風邪予防、毛細血管の強化、動脈硬化などに効果があります。

さわやかな香りは気を巡らせて、消化を促進したり、気持ちの落ち込みを緩和してくれます。

ガンの発生を抑え、毛細血管を強化し、コレステロール値を下げる働きがあるヘスペリジンという苦み成分が含まれています。この成分は柑橘類の筋や袋、皮などに多く含まれている為、丸ごと食べられるキンカンなら効率よく摂取できます。

 

ミカン科キンカン属 キンカンの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

きんかん 全果 生
食物繊維4.6g
カリウム180mg
カルシウム80mg
βカロテン130μg
ビタミンE2.8mg
ビタミンK0
ビタミンB20.06mg
ビタミンC49mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

多くの柑橘類はカンキツ属ですが、キンカンはキンカン属として独立しています。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性30歳~49歳 女性
推奨量耐用上限量推奨量耐用上限量
食物繊維20g以上18g以上
カリウム3000以上2600以上
カルシウム650mg2500mg650mg2500mg
ビタミンA900μg2700μg700μg2700μg
ビタミンE6.5mg900mg6.0mg900mg
ビタミンK150μg150μg
ビタミンB21.6mg1.2mg
ビタミンC100mg100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜や果物などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

 

食べ合わせによる相乗効果

キンカン+ハチミツ:咳止め

キンカン+白ワイン:イライラ解消、精神安定

キンカンは果実も独特で、皮が甘く果肉は酸っぱいので、まるごと食べる柑橘類です。

きんかん酒

ヘタを取って竹串で数か所に穴をあけたキンカンを、氷砂糖と交互に瓶に詰め、ホワイトリカーを注いで冷暗所で3カ月ほど保存すれば出来上がりです。1回20mlを薄めて飲めば風邪予防に最適です。

きんかんの甘露煮

ヘタを取って竹串で穴をあけたキンカンと砂糖、焼酎を、ホーロー鍋又は厚底鍋に入れて混ぜ、1時間ほど煮て、そのまま蓋をとらずに一晩おけば完成です。喉の痛みや咳・痰の改善に期待されます。

おせち料理にも密煮のキンカンが重箱に添えられていますが、これは冬に風邪を予防する為の先人の知恵といわれています。

 

 

 

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