注目の成分
ビタミンC、マグネシウム、βカロテン
アセロラに期待される効能
美肌効果、免疫力強化、抗ガン作用
アセロラの抗酸化作用
アセロラにはレモンの10倍以上のビタミンCやβカロテンを含んでいます。
ビタミンCには、皮膚や粘膜の成分となるコラーゲンの合成を促し、免疫力を高め、解毒作用もあります。強い抗酸化作用があるので活性酸素を無害化してくれます。
βカロテンは抗酸化作用が非常に強く、活性酸素を無毒化してガン予防に働く他に、体内で必要なだけビタミンAに変わります。
ビタミンAは皮膚や粘膜を強くして、体外からの異物の侵入を抑えて免疫力を高めたり、腸管の消化吸収能力を高めてくれます。
美肌効果やストレス解消に最適なアセロラ
ビタミンCには、LDLコレステロールの酸化を防いで血管疾患の予防に期待できます。また、ホルモンの合成を促進したり、鉄の吸収を助けたり、メラニン色素の沈着を防いだりする働きがあります。
ストレスが多い人やタバコを吸う人は、ビタミンCをたくさん消耗するので多めに摂取したい成分です。
水溶性ビタミンなので一度に大量に摂取しても、数時間で体外に排出されるので、食事ごとか、こまめに摂取する必要があります。
キントラノオ科マルピギア属 アセロラの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
酸味種 生 | 甘味種 生 | 10%果汁飲料 | |
食物繊維 | 1.9g | 1.9g | 0.2g |
カリウム | 130mg | 130mg | 13mg |
カルシウム | 11mg | 11mg | 1mg |
βカロテン | 370μg | 370μg | 35μg |
ビタミンE | 2.4mg | 2.4mg | 0.2mg |
ビタミンK | 0 | 0 | 0 |
ビタミンB2 | 0.04mg | 0.04mg | Tr |
ビタミンC | 1700mg | 800mg | 120mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。
日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)
30歳~49歳 男性 | 30歳~49歳 女性 | |||
推奨量 | 耐用上限量 | 推奨量 | 耐用上限量 | |
食物繊維 | 20g以上 | – | 18g以上 | – |
カリウム | 3000以上 | – | 2600以上 | – |
カルシウム | 650mg | 2500mg | 650mg | 2500mg |
ビタミンA | 900μg | 2700μg | 700μg | 2700μg |
ビタミンE | 6.5mg | 900mg | 6.0mg | 900mg |
ビタミンK | 150μg | – | 150μg | – |
ビタミンB2 | 1.6mg | – | 1.2mg | – |
ビタミンC | 100mg | – | 100mg | – |
ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。
保存方法
密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。3~4日までに食べきりましょう。
早めに食べない場合は、冷凍保存します。
食べ合わせによる相乗効果
アセロラとナッツ類を一緒に食べる事でガン予防効果が向上します。
アセロラジュースに赤ピーマンを加えてミキサーにかけると、美肌効果たっぷりのジュースになります。
乾燥プルーンをアセロラジュースにひたしておくと、疲労回復作用があるおつまみになります。
アセロラの原産地
西インド諸島から南米にかけての熱帯アメリカが原産です。
日本に伝わってからまだ50年程ですが、ビタミンCをたっぷり含んだフルーツとして有名です。
アセロラが店頭で見かけない理由
収穫後、2~3時間で痛み始めてしまう為、生で店頭に並ぶことは少ない果物です。
ジュース、ジャム、ゼリー、飴など加工品の種類は多いので積極的に摂りたい製品になります。
コメント
はじめまして
ランキングより伺いました。
アセロラって美容にいいとは知っていましたが
ストレス解消にも効果があるんですね。
日本でも栽培されてると聞きましたが、見かけないのは
痛みが早いからなんですね。
参考になりました。
ヨッシーさん
はじめまして
コメントありがとうございます。
アセロラはビタミンCが豊富で有名ですが、ビタミンCは空腹時より満腹時に摂ったほうが体への吸収が1.6倍良くなるそうです。
その為、食後にビタミンCを摂ると効率的のようです。