キウイフルーツに期待される作用
胃もたれ解消、利尿作用、高血圧改善、ストレス緩和
注目の成分
食物繊維、カリウム、ビタミンC、カルシウム
旬は11月になります。
ビタミンC・Eの抗酸化成分で免疫力向上
キウイフルーツにはビタミンCが100gあたり緑肉種で69mg・黄肉種で140mg含まれています。
ビタミンCには皮膚や粘膜の成分となるコラーゲンの合成を促し、免疫力を高めてくれます。
解毒作用もあり、強い抗酸化作用があるので、活性酸素を無害化してガンの抑制に役立ちます。
水溶性ビタミンなので一度にたくさん摂取しても数時間で体外に排出されますので、食事ごとに食べると効果的です。
美容効果や整腸作用の効果に期待
キウイフルーツにはビタミンCをはじめ、食物繊維、カリウムなどのミネラルが豊富で美肌、疲労回復、ストレス解消、整腸などに有効とされ、ヨーグルトに混ぜて食べると整腸作用の効果が向上します。
熱に弱いビタミンCは、果物の場合は生食できる為、しっかりと体に吸収でき、シミ・ソバカス・シワ・たるみ・紫外線対策にも効果的です。
キウイフルーツは体の余分な熱を冷まして、イライラやのぼせ・高血圧やのどの渇きを改善に役立ちます。
利尿作用が高いので尿道結石にも有効といわれています。
キウイフルーツに含まれているタンパク質分解酵素のアクニジンは、肉の消化を助ける働きがあるので、肉料理のデザートにお勧めの果物です。
消化を促進してくれるので、胃もたれ・胸やけ・食欲不振・胃の不快な症状の緩和に役立ちます。
キウイを食べた時にたまに舌がチリチリするのは、アクニジンの酵素作用によるものですよ。
マタタビ科マタタビ属 キウイフルーツの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
キウイ 緑肉種 | キウイ 黄肉種 | 1日の食事で必要な推奨量 | ||
男性30~49歳 | 女性30~49歳 | |||
食物繊維 | 2.5g | 1.4g | 20g以上 | 18g以上 |
カリウム | 290mg | 300mg | 3000mg以上 | 2600mg以上 |
カルシウム | 33mg | 17mg | 650mg | 650mg |
βカロテン | 66μg | 41μg | 900μg | 700μg |
レチノール | 6μg | 3μg | ||
ビタミンD | 0 | 0 | 5.5μg | 5.5μg |
ビタミンE | 1.3mg | 2.5mg | 6.5mg | 6.0mg |
ビタミンK | 0 | 0 | 150μg | 150μg |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.02mg | 1.6mg | 1.2mg |
ビタミンB12 | 0 | 0 | 2.4μg | 2.4μg |
葉酸 | 36μg | 32μg | 240μg | 240μg |
ビタミンC | 69mg | 140mg | 100mg | 100mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
果物の含有量ベスト3
100gあたりで各栄養成分が多く含まれている果物のベスト3です。(乾燥品は除いています)
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
1位 | 2位 | 3位 | |
食物繊維 | すだち 生 | かりん 生 | ゆず 生 |
10.1g | 8.9g | 6.9g | |
カリウム | アボカド 生 | ドリアン 生 | 梅干し 塩漬 |
720mg | 510mg | 440mg | |
βカロテン | 露地メロン 赤肉種 | あんず 生 | 温州みかん 生 |
3600μg | 1500μg | 1100μg | |
ビタミンE | すだち 生 | オリーブ 塩漬 | ゆず 生 |
5.7mg | 5.5mg | 4.0mg | |
ビタミンC | アセロラ 酸味種 | グァバ 生 | ゆず 生 |
1700mg | 220mg | 160mg |
保存方法
熟したものはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
実がかたい場合は常温で追熟させます。
軽く握って、弾力とやわらかさを感じたら食べごろです。
食べる2時間ほど前に冷蔵庫で冷やすと美味しくいただけます。
未熟なものは、リンゴと一緒にビニール袋に入れて保存すると早く熟します。
食べ合わせによる相乗効果
キウイフルーツ+イカ:肝機能向上
キウイフルーツ+豚肉:滋養強壮
みんなで美味しくいただく切り方
枝についていた側を上に向けてみた場合、上側がかたく、下側に向かうほど甘くなります。
横に切っている人が多いと思いますが、縦割に切ると均一の甘さでわける事ができます。
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