注目の成分
ビタミンE、オレイン酸
オリーブに期待される効能
動脈硬化予防、美肌効果、老化防止
美味しい時期は10月~11月です。
老化防止や動脈硬化予防にオリーブ
オリーブは血行を促したり、活性酸素を抑えて美肌を守るビタミンEが豊富に含まれています。
非常に抗酸化作用の強いビタミンEには、老化の要因となる細胞膜の酸化を防いでくれたり、動脈硬化の予防に役立ちます。
熱に強く、酸化しにくいオレイン酸も豊富に含まれており、胃酸の分泌を調整や、体内の悪玉コレステロールを減らす効果があります。
生のオリーブは手に入りにくいですが、塩水に漬けたものやオイル漬けのものは、手軽に食べる事ができますが、カロリーが高く、塩漬けのものは塩分の摂りすぎにつながるので注意が必要です。
原形のままピクルスにして、ワインとともに食べる機会も増えましたが、こちらも塩分が高いので食べ過ぎには気を付けましょう。
モクセイ科オリーブ属 オリーブの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
塩漬 グリーンオリーブ | 塩漬 スタッフドオリーブ | |
食物繊維 | 3.3g | 3.7g |
カリウム | 47mg | 28mg |
カルシウム | 79mg | 83mg |
βカロテン | 450μg | 490μg |
レチノール | 38μg | 44μg |
ビタミンD | 0 | 0 |
ビタミンE | 5.7mg | 5.5mg |
ビタミンK | 0 | 0 |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.01mg |
ビタミンB12 | 0 | 0 |
ビタミンC | 12mg | 11mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
ライプオリーブ
完熟した果実の苦みをとったあとで4~8%の食塩液に漬け、乳酸発酵させたものです。
イタリア料理に欠かせないオリーブオイルは、オリーブの果肉の油を採取したものになります。
原産地
おもな産地はスペイン、イタリアなどの地中海沿岸諸国で、別名、オレーフ、オレフ、ホルトノキ、カンランなどと呼ばれています。
日本では、香川県小豆島での栽培が有名です。
オリーブの緑色の実は熟すと紫色になります。
日本で最初にオリーブを食べた人物
1594年にスペイン国王からオリーブの果実1樽が献上され、はじめてオリーブの果実を食べた日本人は豊臣秀吉と言われています。
オリーブオイルは安土桃山時代にポルトガル人のキリスト教宣教師が持ち込んだと言われています。
オリーブを使った料理
ビン詰めのオリーブはピザに散らすほかにも、肉の煮込み料理に加えると、味が締まって美味しくなります。
刻んだオリーブとご飯を炒めたチャーハンも美味しくいただけます。
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