ガンを抑制し、ビタミン・ミネラルバランスが抜群な菜花(菜の花)

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注目の成分

βカロテン、カリウム、ビタミンC、ビタミンK、イソチオシアネート

菜花(菜の花)に期待される効能

大腸ガン予防、美肌効果、血栓予防、免疫力強化

美味しい時期は12月~3月です。

菜花の抗酸化作用

菜花が属するアブラナ科植物の辛み成分のイソチオシアネートには強い抗ガン作用があるイオウ化合物を含んでいます。

食物繊維も豊富に含んでいるので、大腸ガンの予防に効果的です。

βカロテンは抗酸化作用が非常に強く、活性酸素を無毒化してガン予防に働く他に、体内で必要なだけビタミンAに変わります。

ビタミンAは皮膚や粘膜を強くして、体外からの異物の侵入を抑えて免疫力を高めたり、腸管の消化吸収能力を高めてくれます。

ビタミンCには、皮膚や粘膜の成分となるコラーゲンの合成を促し、免疫力を高めます。解毒作用や強い抗酸化作用があるので、活性酸素を無害化してガン予防に期待できます。

ビタミン類やミネラル類を豊富に含みますが、特にビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラスです。

血のトラブルの改善に有効

白血球の働きを強めることで、風邪などの病気に対する免疫力を高め、貧血の予防や、コラーゲンの育成を促進するなどの美肌効果に期待できます。

高血圧や動脈硬化を予防し、血液循環を改善する効果があり、血の滞りを除く作用に優れているので、腫れ物を散らす効果があります。

昔から乳腺炎や急性熱毒病症、悪性のできものなどに用いられており、子宮筋腫や卵巣嚢腫のような瘀血による婦人科系の腫れ物、できものにも効果を発揮するといわれています。

鉄分も豊富なので貧血が気になる人にも役立ちます。

食物繊維は食べ物に含まれる糖の吸収を遅くして血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。

アブラナ科アブラナ属 菜花の栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

花らい・茎 生 花らい・茎 ゆで 茎葉 生 茎葉 ゆで
食物繊維 4.2g 4.3g 3.7g 4.1g
カリウム 390mg 170mg 410mg 210mg
カルシウム 160mg 140mg 97mg 95mg
βカロテン 2200μg 2400μg 2600μg 2700μg
ビタミンE 3.5mg 3.4mg 1.8mg 1.7mg
ビタミンK 250μg 250μg 260μg 270μg
ビタミンB2 0.28mg 0.14mg 0.24mg 0.13mg
ビタミンC 130mg 44mg 110mg 55mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

菜の花の、つぼみと花茎、若葉を「菜花(なばな)」といい、春の訪れを告げる葉菜です。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性 30歳~49歳 女性
推奨量 耐用上限量 推奨量 耐用上限量
食物繊維 20g以上 18g以上
カリウム 3000以上 2600以上
カルシウム 650mg 2500mg 650mg 2500mg
ビタミンA 900μg 2700μg 700μg 2700μg
ビタミンE 6.5mg 900mg 6.0mg 900mg
ビタミンK 150μg 150μg
ビタミンB2 1.6mg 1.2mg
ビタミンC 100mg 100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

 

保存方法

束ねたテープなどを必ず外して、しめらせたキッチンペーパーで包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

ゆで方

葉が柔らかいわりに茎がしっかりとしたものが多いので、葉先の部分と茎とを切り分けて別々にゆでます。ゆであがったら、すぐに冷水にとってからしぼります。

 

食べ合わせによる相乗効果

菜花+にんじん:ガン予防、肥満予防、糖尿病予防

菜花+タマネギ:血行促進、疲労回復、血中コレステロール値低下

菜花+お茶:血中コレステロール値低下、精力増強、心機能アップ

菜版+マヨネーズ:骨粗鬆症予防、風邪予防、免疫力強化

菜花+ホタルイカ:免疫力向上

菜花+干しエビ:骨粗しょう症予防

 

菜花の特徴

地中海沿岸や中央アジア、北ヨーロッパが原産です。野生アブラナは奈良時代に渡来し、葉を食べる野菜として栽培されました。

もともとは食用ではなく、菜種油をとるために栽培されていました。よい種をとるために葉を摘み取りますが、摘み取った菜花や葉茎を捨てるのはもったいないという事で、明治以降、食べるようになったといわれています。

旬は冬から早春にかけてで、独特のほろ苦さと香り、彩りで、ひと足早く春の訪れを告げる緑黄色野菜です。

花が咲き始めると味が落ちるので、出来るだけ早く食べたい野菜です。

 

 

 

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