注目の成分
タンパク質、カルシウム
チーズに期待される効能
ストレス緩和、骨粗しょう症予防、風邪予防、潰瘍予防、悪酔い防止
骨粗しょう症予防やストレス緩和に最適なチーズ
チーズに含まれるカルシウムはタンパク質と結合した状態なので吸収率が抜群となっているので、骨の強化やストレスの解消に役立ちます。
ビタミンB2には糖質の代謝を促進し、細胞の活性化や粘膜や皮膚の健康を保つ働きがあり、体の免疫力を高める効果に期待できます。
又、体内に入ってきた脂質をエネルギーに変えるのに欠かせない成分なのでダイエットに効果的なほか美しい肌や髪を守るためにも必要なので、ビタミンB2は美容のビタミンとも呼ばれています。
チーズは体を温めてくれるので、冷え性の人にはお勧めの食材で、イライラや興奮を抑えるカルシウムの力で、情緒不安定や不眠症の対策にも効果が期待できます。
チーズの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
カマンベール | パルメザン | モッツァレラ | プロセスチーズ | |
エネルギー | 310kcal | 475kcal | 276kcal | 339kcal |
タンパク質 | 19.1g | 44.0g | 18.4g | 22.7g |
食物繊維 | 0 | 0 | 0 | 0 |
カリウム | 120mg | 120mg | 20mg | 60mg |
カルシウム | 460mg | 1300mg | 330mg | 630mg |
βカロテン | 140μg | 120μg | – | 230μg |
レチノール | 240μg | 240μg | – | 260μg |
ビタミンD | 0.2μg | 0.2μg | 0.2μg | Tr |
ビタミンE | 0.9mg | 0.8mg | 0.6mg | 1.1mg |
ビタミンK | 1μg | 15μg | 6μg | 2μg |
ビタミンB2 | 0.48mg | 0.68mg | 0.19mg | 0.38mg |
ビタミンB12 | 1.3μg | 2.5μg | 1.6μg | 3.2μg |
ビタミンC | 0 | 0 | – | 0 |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
Tr:含まれている量が最小記載量に達していない事を示します。
日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)
30歳~49歳 男性 | 30歳~49歳 女性 | |||
推奨量 | 耐用上限量 | 推奨量 | 耐用上限量 | |
食物繊維 | 20g以上 | – | 18g以上 | – |
カリウム | 3000mg以上 | – | 2600mg以上 | – |
カルシウム | 650mg | 2500mg | 650mg | 2500mg |
ビタミンA | 900μg | 2700μg | 700μg | 2700μg |
ビタミンD | 5.5μg | 100μg | 5.5μg | 100μg |
ビタミンE | 6.5mg | 900mg | 6.0mg | 900mg |
ビタミンK | 150μg | – | 150μg | – |
ビタミンB2 | 1.6mg | – | 1.2mg | – |
ビタミンB12 | 2.4μg | – | 2.4μg | – |
ビタミンC | 100mg | – | 100mg | – |
ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。
食べ合わせによる相乗効果
チーズ+かぼちゃ:抗酸化作用強化
チーズ+アーモンド:骨粗しょう症予防
チーズの分類
ナチュラルチーズ
牛乳や山羊乳を乳酸菌や酵素などによって発酵を続けている生きたチーズです。
中心から放射線状にカットすると、熟成度の違う中心部と外側を最後まで均一に食べる事ができます。
非熟成タイプ:モッツァレラ、カッテージ、クアルクなど
熟成タイプ:カマンベール、ブルーチーズ、ゴルゴンゾーラ、エメンタール、クロタンなど
プロセスチーズ
プロセスは加工という意味で、数種類のナチュラルチーズを加熱・混合したものです。
プロセスチーズはナチュラルチーズより乳酸菌や酵素が少ない分、保存性に優れ、味にばらつきが無いという特徴があります。
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