抗菌殺菌効果が高く食中毒予防に効果的で、魚介類と相性のよいサンショウ

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注目の成分

サンショオール、シトロネラール、ジテルベン

山椒(サンショウ)に期待される効能

食欲増進、むくみ解消、利尿作用、殺菌効果

おいしい時期:木の芽は3月~5月、青ざんしょうは6月~7月、実ざんしょうは11月になります。

古くから薬用、香辛料として利用されてきたサンショウ

しびれ辛みのもとは、サンショオールという成分で、食欲の増進や、胃腸の働きを活発にする効果があります。

舌がしびれるのは麻酔に似た作用があるためです。抗菌殺菌効果も高く、昔は虫下しとして使用されていました。

おなかを温めて胃腸の働きを高め、冷えからくる胃痛や消化不良、食欲不振、下痢を緩和する働きがあります。

香りには、胸のつかえ感や吐き気を改善する働きがあり、水分の代謝を整えるので、むくみの解消にも効果的です。

 

ミカン科サンショウ属 サンショウの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

サンショウ 粉
食物繊維
カリウム 1700mg
カルシウム 750mg
βカロテン 200μg
ビタミンE
ビタミンK
ビタミンB2 0.45mg
ビタミンC 0

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

七味唐辛子の材料としても使われています。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性 30歳~49歳 女性
推奨量 耐用上限量 推奨量 耐用上限量
食物繊維 20g以上 18g以上
カリウム 3000以上 2600以上
カルシウム 650mg 2500mg 650mg 2500mg
ビタミンA 900μg 2700μg 700μg 2700μg
ビタミンE 6.5mg 900mg 6.0mg 900mg
ビタミンK 150μg 150μg
ビタミンB2 1.6mg 1.2mg
ビタミンC 100mg 100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

 

保存方法

木の芽はしめらせたキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

料理での利用効果

四川省のように湿度の高い盆地では、体に湿気がたまらないようにサンショウや唐辛子などを常食することが効果的です。

青魚を煮るときやひつまぶしに加えると、食中毒予防や消化を助ける働きがあります。

魚介類と相性のよい臭み消しの香辛料です。

葉・実・茎まで役に立つサンショウ

完熟した実を粉末にしたものが一般的に使用されていますが、やわらかい若芽は「木の芽」とも呼ばれ吸い物や和え物などのあしらいに使われます。

未熟な青い果実は「青ざんしょう」、塾した果実を「実ざんしょう」として佃煮などにして、はじけた果実の皮を砕いたものが「粉ざんしょう」、さらにかたい枝はすりこぎに利用されています。

ミカン科の低木で、日本各地の山野に自生しています。

山椒は小粒でピリリと辛い(ことわざ)

なりは小さくても才能は豊かで優れているさまをいうが、体の小さい人を励ます際にもよく使われます。

反対の意味をもつのが「うどの大木」です。

 

 

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