タマゴの注目の成分
リゾチーム、レシチン(コリン)、ルテイン
タマゴに含まれる成分に期待される予防効果
乳ガン予防、体力回復、妊婦の栄養補給、不眠解消、貧血改善
認知症やガン予防に期待できる鶏卵
タマゴの黄身のレシチンにはコリンという成分が含まれています。コリンは細胞膜の構成や修復に欠かせない栄養素で、記憶力の低下に関係しているといわれており、認知症の予防・改善と関係があるといわれています。
又、アメリカの大学の研究で、3000人の女性を対象にした調査では、コリンを多くとった女性は、乳ガンのリスクが24%低下したとの報告があります。
タマゴの卵白部分に含まれているリゾチームには、免疫力を高める効果に期待ができます。
タマゴの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
鶏卵 全卵 生 | 鶏卵 全卵 ゆで | |
カリウム | 130mg | 130mg |
カルシウム | 51mg | 51mg |
βカロテン | 17μg | 16μg |
ビタミンE | 1.6mg | 1.7mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
体力を回復する完全栄養食で命の源と呼ばれるタマゴ
卵黄に含まれるレシチンには、血中コレステロール抑制効果があります。又、老化の予防にも効果があるといわれています。
ビタミンCと食物繊維以外の栄養をすべて含んでいるので、非常に栄養価の高い食品になります。その為、ビタミンCと食物繊維を含む食品と組合せば抜群の栄養バランスになります。
主成分はタンパク質と脂質で、必須アミノ酸のバランスに優れています。ビタミンAやビタミンB2の働きで体力増強や免疫力の向上、肌荒れの解消などに期待できます。
タマゴには全身の骨、筋肉、血液、体液などの不足を補う働きがあります。
卵黄には、血液の補給や体液の調整機能にすぐれ、発熱や、発熱に伴うケイレンや体力が衰弱して起こる喀血(かっけつ)の予防に期待できます。
卵白には、体の熱を冷ましてむくみを取る働きに期待できます。
栄養素の違い
白い殻のタマゴと赤い殻のタマゴがありますが、鶏の種類による違いだけで栄養素は同じです。
有精卵と無精卵による栄養素の違いはありません。
生でもゆでても栄養成分の量にあまり変化は無いのですが、加熱が長いとタンパク質が変化して消化が悪くなるので、胃腸の働きが弱い人には半熟くらいがよいようです。
食べ合わせによる相乗効果
鶏卵+トマト:ストレス緩和
鶏卵+やまのいも:体力回復
鶏卵+クコの実+なつめ:自律神経失調症の改善
鶏卵+クコの実+ほうれん草:貧血改善
鶏卵+じゃがいも:かぜ予防
民間療法
タマゴ酒は、鶏卵の豊富な栄養成分と、からだを温め血行を促進する酒の相乗効果で、かぜのひきはじめに効果的です。日本酒+卵黄+砂糖のほかに、しょうがのしぼり汁を加えれば、さらに体が温まります。
保存方法
とがったほうを下に向けて冷蔵保存します。
注意事項
温泉卵は消化しにくいので、胃腸が弱っている方は食べ過ぎに注意が必要です。
パックタマゴのサイズについて
パック詰め鶏卵規格により、1個あたりの重量でランクづけされていて、サイズごとの区分とラベル色が指定されています。
区分 | ラベル色 | 1個の重量の基準 | |
LL | ■ | 赤 | 70g~76g未満 |
L | ■ | 橙 | 64g~70g未満 |
M | ■ | 緑 | 58g~64g未満 |
MS | ■ | 青 | 52g~58g未満 |
S | ■ | 紫 | 46g~52g未満 |
SS | ■ | 茶 | 40g~46g未満 |
塩の味がする「ゆで卵」にする方法
普通にお鍋の熱湯で、ゆで卵にします。
ボールに冷水と多めの塩をいれた冷たい塩水を用意します。
お湯から取り出した、ゆでたての卵を、ボールの冷たい塩水に付けます。
殻にある小さな穴から、塩味が内部に染み込むので、そのままボールで1時間ほど待つと塩味のするゆで卵になります。
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