ガン予防や風邪予防、美肌づくりに効果のあるミズナ(水菜)

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注目の成分

βカロテン、ビタミンC、カリウム

ミズナ(水菜)に期待される効能

ガン予防、骨粗鬆症予防、カゼ予防、肌荒れ解消、造血効果、便秘解消

美味しい時期は11月~2月です。

ミズナの抗ガン作用

ミズナはβカロテンを豊富に含んでおり、βカロテンは抗酸化作用が非常に強く、活性酸素を無毒化してガン予防に働く他に、体内で必要なだけビタミンAに変わります。

ビタミンAは皮膚や粘膜を強くして、体外からの異物の侵入を抑えて免疫力を高めたり、腸管の消化吸収能力を高めてくれます。

カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、ミネラルバランスを正常にしてがん化の予防や改善に効果があります。

ビタミンCには、皮膚や粘膜の成分となるコラーゲンの合成を促し、免疫力を高めます。解毒作用や強い抗酸化作用があるので、活性酸素を無害化してガン予防に期待できます。

 

デトックス効果のある葉緑素が豊富なミズナ

豊富に含まれる葉緑素には、体内の細胞や血液を酸化させる有害物質を解毒する作用があり、造血効果も期待できます。

熱を取る作用や体に必要な水分を補う効果があり、複合的なポリフェノールには傷ついた肌細胞を修復する働きがあり、ビタミンC、E、食物繊維も多いので美肌づくりに有効です。

葉緑素を多く含み、コレステロール低下作用に効果が期待でき、飲酒の時に一緒に食べると二日酔いを防ぐといわれています。

肉の臭みを消す効果があるので、鍋料理によく合います。

 

アブラナ科アブラナ属 ミズナ(水菜)の栄養成分

 

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

みずな 葉 生 みずな 葉 ゆで みずな 塩漬
食物繊維 3.0g 3.6g 3.5g
カリウム 480mg 370mg 450mg
カルシウム 210mg 200mg 200mg
βカロテン 1300μg 1700μg 110μg
レチノール 110μg 140μg 92μg
ビタミンE 1.9mg 1.4mg 1.2mg
ビタミンK 120μg 120μg 130μg
ビタミンB2 0.15mg 0.08mg 0.15mg
ビタミンC 55mg 19mg 47mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

京都で古くから栽培され、年中市場に出回るようになった京野菜です。関西以外では「京菜(キョウナ)」と呼ばれることもあります。

日本人の1日に必要な食事での摂取基準量(2015年版)

30歳~49歳 男性 30歳~49歳 女性
推奨量 耐用上限量 推奨量 耐用上限量
食物繊維 20g以上 18g以上
カリウム 3000以上 2600以上
カルシウム 650mg 2500mg 650mg 2500mg
ビタミンA 900μg 2700μg 700μg 2700μg
ビタミンE 6.5mg 900mg 6.0mg 900mg
ビタミンK 150μg 150μg
ビタミンB2 1.6mg 1.2mg
ビタミンC 100mg 100mg

ビタミンAはβカロテン+αカロテン+レチノールの総量になります。耐用上限量は野菜などの食材で摂取する場合は問題ないですが、サプリメントなどで摂取した場合に悪影響が発生する可能性のある数値になります。

 

食べ合わせによる相乗効果

ミズナ+大根:ガン予防、血行促進、下痢予防

ミズナ+松の実:美肌づくり

ミズナ+トマト:更年期障害の改善

ミズナ+牡蠣:貧血予防、美肌づくり

ミズナ+ちりめんじゃこ:骨粗鬆症予防、肌荒れ解消

カルシウムは骨を丈夫にして、ビタミンCはコラーゲンの形成を促します。

 

ミズナの保存方法

葉の表面から水分が蒸発するので、葉先を乾燥させないように湿らした新聞紙で包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。

日持ちしないので早く使い切りたい野菜です。

 

サラダの利用方法

旬の露地ものをサラダなどにして生食する場合は、きざんでから軽く塩もみし、少ししんなりさせると食感がよくなります。

水溶性ビタミンが多いのでサラダなどの生食がお勧めで、カロテンの吸収を高めるために、油を使ったドレッシングをからめるのも効果的です。

加熱によるビタミンCの損失を防ぐにはサラダが最適です。

 

 

 

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