ネギの硫化アリルでガン予防や風邪撃退効果

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注目の成分

硫化アリル

ネギに期待される作用

動脈硬化予防、疲労回復、冷え性改善

旬は11月~2月になります。

硫化アリルのアリシン・アイリンで免疫力増強効果

ネギにはガン予防に効果がある硫化アリルが豊富に含まれています。

硫化アリルの一種であるアリインは、ビタミンB1と結合してアリチアミンになり、ビタミンB1が体内で長期間利用できるようにします。

ビタミンB1は不足するとクエン酸回路がスムーズに働かなくなってガン化を招くといわれています。

硫化アリルの一種であるアリシンには、体内に侵入した異物やガン細胞を攻撃するNK細胞を活性化する働きがあり、ガン予防効果が期待できます。

漢方ではネギの白い部分を葱白(そうはく)と呼び、薬として扱っています。

 

感染症の予防に役立つネギ

ネギに含まれるアリシンには血液の凝固を防いで血栓がつくられるのを抑え、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞の予防や血行促進、疲労回復、殺菌作用に役立ちます。

胃腸の働きを整えたり、解毒作用に期待でき冷えを改善して便秘の予防にも期待できます。

豊富に含まれている硫化アリルは、免疫力を高めるほか、消化液の分泌を促して栄養の吸収力を高めるのに役立ちます。

ネギの白い部分には発汗促進、解熱、鎮痛などの作用があるので、かぜ薬と同様の効果が期待できます。

ビタミンB1が多く含まれる食材と一緒に調理する事で糖質のエネルギー化を促進してかぜによる疲労回復に役立ち、イライラや冷えを改善することに期待できます。

ネギの白い部分の揮発成分には、ジフテリア菌、結核菌、赤痢菌、ブドウ糖菌、連鎖球菌などの活動を抑制する作用があることが最近の研究で分かってきました。

ネギの揮発成分は血小板の凝集を抑え、血栓を予防したり、血流循環を改善することも期待できます。

ネギは古くから出産後の母乳の出をよくする働きや、ネギの持つぬめりが便秘に有効であると言われています。

 

ユリ科ネギ属 ネギの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

根深ネギ 生 根深ネギ ゆで 1日の食事で必要な推奨量
男性30歳~49歳 女性30歳~49歳
食物繊維 2.5g 2.5g 20g以上 18g以上
カリウム 200mg 150mg 3000mg以上 2600mg以上
カルシウム 36mg 28mg 650mg 650mg
βカロテン 83μg 69μg 900μg 700μg
レチノール 7μg 6μg
ビタミンD 0 0 5.5μg 5.5μg
ビタミンE 0.2mg 0.1mg 6.5mg 6.0mg
ビタミンK 8μg 8μg 150μg 150μg
ビタミンB2 0.04mg 0.03mg 1.6mg 1.2mg
ビタミンB12 0 0 2.4μg 2.4μg
葉酸 72μg 53μg 240μg 240μg
ビタミンC 14mg 10mg 100mg 100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

薬用野菜として利用されてきたネギの白い部分にはビタミンCや硫化アリルが多く含まれ、緑の葉の部分にはβカロテン・カルシウム・ビタミンKなどの栄養素が多く含まれています。

中国では紀元前から栽培されており、日本へは奈良時代に渡来して薬味として用いられてきました。

 

食べ合わせによる相乗効果

ネギ+エビ:冷え性改善

ネギ+しそ:風邪の初期症状に有効

 

保存方法

新聞紙に包んで冷暗所で保存します。

使かけのものは、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

注意事項

ネギとハチミツを一緒に食べると、それぞれの成分が反応して胃腸を刺激することがあるので、胃腸の弱い方は注意が必要です。

 

 

 

 

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