薬効成分の宝庫のほうれん草

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注目の成分

βカロテン、鉄、ビタミンK

ほうれん草に期待される作用

貧血予防、風邪予防、動脈硬化予防

美味しい時期は12月~1月になります。

免疫力を高め、ガンを抑制する緑黄色野菜の代表

ほうれん草には、強力な抗酸化成分であるβカロテンとルテインが非常に多く含まれています。

βカロテンは過剰な活性酸素を抑えて無毒化する事で強い抗がん作用を発揮し、ルテインには動物実験で皮膚ガンの抑制に効果があったとされています。

強力な抗酸化物質のクリプトサンチンも含んでいるので、ガン予防に期待できます。

その他にも、ほうれん草の成分には、乳ガン・肝臓ガン・肺ガンの死滅させる効果が期待されています。

 

造血作用や更年期障害に有効なほうれん草

ほうれん草には、胃腸を浄化してコンデションを整える働きが強く、内分泌のバランスを正常にキープする作用があり、腸を潤して便通をよくする働きがあります。

更年期障害など、自律神経の乱れが重なりホルモンバランスがくずれる事によっておこる、頭痛・腰痛・めまい・動悸・冷え・食欲不振・イライラ・不眠などの症状はほうれん草を摂取する事で緩和する事が期待できます。

五臓の働きを助け、血の巡りをよくするほうれん草は鉄分が豊富で、貧血の予防に効果的です。

ほうれん草はビタミンB群である葉酸も豊富に含まれており、葉酸は赤血球やヘモグロビンの合成を助ける為、貧血改善に役立ちます。

老化が進んでくると、血液の循環機能が衰え、血液の量も不足してくるそうです。そのために肝臓に十分な栄養が行き渡らなくなり、肝機能の低下がそのまま反映し、視力障害となってあらわれる事もあるようです。

ほうれん草は肝機能低下および眼底出血が原因の視力低下に対して大きな効果を発揮します。

根元の赤い部分には骨の形成を助けるマンガンが多く含まれ、骨粗しょう症予防に役立ちます。

ほうれん草は葉先よりも根本にうま味や栄養素が多く含まれています。

 

アカザ科ホウレンソウ属 ほうれん草の栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

ほうれん草 ゆで 1日の食事で必要な推奨量
男性 30歳~49歳 女性 30歳~49歳
食物繊維 3.6g 20g以上 18g以上
カリウム 490mg 3000mg以上 2600mg以上
カルシウム 69mg 650mg 650mg
βカロテン 5400μg 900μg 700μg
レチノール 450μg
ビタミンD 0 5.5μg 5.5μg
ビタミンE 2.6mg 6.5mg 6.0mg
ビタミンK 320μg 150μg 150μg
ビタミンB2 0.11mg 1.6mg 1.2mg
ビタミンB12 0 2.4μg 2.4μg
葉酸 110μg 240μg 240μg
ビタミンC 19mg 100mg 100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

冬が旬のほうれん草ですが、品種の改良やハウスなどの施設栽培で夏も収穫できるようになり、夏は30日、冬は90日で収穫できるようです。

冬のほうれん草は寒さなどのストレスを解消する為に自力でビタミンC・E・βカロテンなどの栄養素が多く、甘味も増して美味しいと言われます。

 

食べ合わせによる相乗効果

ほうれん草+落花生:貧血の予防

ほうれん草+豚肉:疲労回復

 

ほうれん草の保存方法

湿らせた新聞紙に包みポリ袋にいれて、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。

 

注意事項

ほうれん草と豆腐を組み合わせて食べると結石が出来る可能性があるといわれています。

 

残留農薬を落とす下ごしらえ方法

葉物野菜の緑が濃くするには、化学肥料を多く使用する事で可能となります。その為、化学肥料を多く使うと野菜に含まれる硝酸塩も多くなると言われています。

ほうれん草は残留農薬や硝酸塩が多く含まれている可能性のある野菜です。

ボウルにほうれん草を入れて、水を流しながら5分ほど浸した後、5回ほどふり洗いをします。水を流し続けることで、水に溶けだした農薬などが付着するのを防ぎます。

次に2センチ幅に切り、沸騰したお湯で30秒~1分ほどゆでこぼします。切ってゆでる事で、農薬・硝酸塩・ダイオキシンなどがお湯の中に溶けだしやすくなります。

ゆでた後は冷流水に取って手早く冷まし、アクを取ってから、水気を絞ります。

 

 

 

 

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