心身の疲労回復や美容効果に役立つ棗(なつめ)

主な成分

カリウム、葉酸、鉄、マグネシウム

なつめに期待される作用

整腸作用、利尿作用、貧血予防、滋養強壮、老化防止、精神安定

旬は9月~10月になります。

滋養強壮に有効ななつめ

血液を増やし脾と胃を丈夫にするので、気や血を補う効果があり、タイソウという生薬として葛根湯などの漢方薬にも利用されています。

胃腸の調子を整えて、筋肉を増強し白血球の生成を促し免疫力を高め、体力を回復する作用があり、滋養強壮などに役立ちます。

けいれんやお腹のこわばり神経の興奮状態をしずめる働きがあり、アレルギー反応を抑えたり、気持ちの落ち込みやイライラ、不眠などの改善に効果的です。

中国では「1日3個のなつめで老い知らず」ということわざがあるほど、美容効果の高い食材となっています。

クロウメモドキ科ナツメ属 なつめの栄養成分

可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照

 なつめ 乾 1日の食事で必要な推奨量
男性 30歳~49歳 女性 30歳~49歳
食物繊維  12.5g 20g以上 18g以上
カリウム  810mg 3000mg以上 2600mg以上
カルシウム  65mg 650mg 650mg
βカロテン  7μg 900μg 700μg
レチノール  1μg
ビタミンD  0 5.5μg 5.5μg
ビタミンE  0.1mg 6.5mg 6.0mg
ビタミンK  0 150μg 150μg
ビタミンB2  0.21mg 1.6mg 1.2mg
ビタミンB12  0 2.4μg 2.4μg
葉酸  140μg 240μg 240μg
ビタミンC  1mg 100mg 100mg

単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。

 日本では生のなつめは手に入れにくく、乾燥されたドライフルーツ状の製品が一般的となっています。
生の果実は甘酸っぱくりんごに似た味でビタミンCが豊富に含まれており、美容効果が抜群となっています。

食べ合わせによる相乗効果

なつめ+米:胃腸の調子改善

なつめ+鶏肉+陳皮+なまのいも:滋養強壮

なつめ+グレープフルーツ:不眠の改善

なつめ+しょうが+黄耆:免疫力向上

韓国では薬膳料理のサムゲタンの材料に用いられています。

なつめの特徴

約3000年前から栽培され、中国では日常的に食べられています。

ヨーロッパ南部から西南アジアが原産で高さ4~10mの落葉性の小高木で、日本に渡来した歴史は古く、昔は全国で栽培されており万葉集の歌に名前が出ています。

注意事項

なつめは体を温め、血を補う作用に優れているので、高血圧やのぼせがある人は控えましょう。

なつめとネギや魚を一緒に食べると腹痛や腰痛を起こすことがあるといわれます。

皮がかたいので、そのまま食べると胃もたれを起こす人は、お茶にして煮出しするとよいでしょう。

スポンサードリンク