風邪の引き始めに効果的な葛(クズ)

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主な成分

ダイゼイン、でんぷん、プエラリン

葛(クズ)に期待される作用

風邪の症状の緩和、下痢止め

 

熱をとり、筋肉の緊張を除く葛

葛には熱を取る作用があり、首や肩のこわばりの改善に役立つので、発熱していて筋肉や関節に痛みがあるのに、悪寒が強く汗が出ないタイプの風邪に効果的となっています。

体に潤いを与えて筋肉の緊張を解くため、頭痛や肩こりを緩和したり、発熱によるのどの渇きや体力の消耗を補う働きに期待できます。

下痢を止めたり、はしかを発疹させて治りを早くするのに役立ちます

女性ホルモンと似た働きをするイソフラボン誘導体や10種類以上のサポニンなどの成分が含まれているので、血流改善やホルモンバランスの調整などに役立ちます。

葛粉を水で溶いて火にかけ、ゆるくとろみをつけた葛湯は、首筋や肩、背中の筋肉のこりを解消し発熱による体力の消耗を補ってくれます。

 

葛(くず)について

マメ科のつる性の多年草で、夏にフジの花に似た紅紫色の花を咲かせます。

クズの根の外側の皮を取り除いて、乾燥させたものが葛根(カッコン)という生薬になります。

葛根からでんぷんのみを取り出したのが葛粉(クズコ)になります。

乾燥させた花を粉にして飲むと二日酔いの解消に役立ちます。

 

食べ合わせによる相乗効果

葛根+みかん+しょうが:風邪予防

葛+りんご:解熱

葛とりんごは、どちらも体の熱や渇きを取る働きがあります。
シナモンと組み合わせると体を温め、しょうがと組み合わせると発汗を促し、熱を取り除くのに役立ちます。

 

保存方法

高温・湿気に弱いので、開封後は密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。

 

 

 

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